受験勉強真っ只中の人、資格取得に向けて勉強をしようとしている人、もしくは外国語を話せるようになりたくて勉強中の人など、様々な理由で勉強をしたいと思っている人がいるでしょう。けれどもなかなかやる気が出ない、勉強の習慣がつかない。なんて思うことはありませんか?
受験、学期末の試験、模試、資格試験など人生には様々な試験というものがありますね。そんな時にも使える、勉強の習慣がつくコツを紹介します。
やる気を出そう
やる気が出ないのは
「やる気が出ない」「やる気さえあれば出来るのに」と思うことはありませんか?
では、どうしてやる気が出ないのでしょうか。
そもそもやる気というのは他人から言われて出るものではありません。自分の中から湧くものです。
やる気が出ないということはやりたくないからです。当たり前と思うかもしれませんが、やりたいことなら「やる気を出そう」とも思わないですね。
さらに最初の一歩に一番エネルギーを使うので、そのエネルギーが無いと出来ないわけです。
エネルギーを使う理由としては、ホメオスタシスという原理で説明できます。
※ホメオスタシス
恒常性、人体恒常性とも訳され、内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向 のことです。
例えば、運動して脈拍が上がっても元に戻りますね。体温が上がっても汗をかいて下げようとします。
これは危険なことから身を守るため動物には基本的に備わっている機能ですが、人間は脳が発達しすぎたせいで心にもホメオスタシスが働くのです!
その為、変わりたくても変われない人がいたり、いつも同じ店に行ってしまったり、一度身についた思考が簡単に変わらなかったりするのです。掃除をしだすと止まらなくなるのもホメオスタシスが影響をしています。
話を戻しますと、このホメオスタシスが働くせいで、なかなか今までの行動を変えることができないのです。
逆を言えば、最初の一歩さえ踏み出してしまえば、それを続けることにはエネルギーをあまり使う必要がなくなるので、続けやすくなります。
やる気を出すには
上記を踏まえてどうしたらやる気を出すかというと、
- 最初の一歩のエネルギーを出す
- まずはやってみる
ということです。
もし、やりたいと思うことならエネルギーがあるので、簡単に最初の一歩が踏み出せます。
ただし、やりたくないことだとするとそのエネルギーを出すことは難しいですね。
例えば、勉強をやった方がイイのは分かっているのだけれど、テレビを見たり、ネットサーフィンをしたりしてしまうのは、そちらの方が楽しかったり楽だったりするので、勉強よりもやりたいことになってしまっているからです。
では、どうすればその「やりたくない勉強」を始める最初の一歩のエネルギーを出せるかというと、これは人によって価値観が違うのでこれが良いという正解はないと思います。
ただ私が考える最善解のとしていくつか紹介します。
自問自答する「これをするとどのような良いことが起こるか(どんな未来か)」
ワクワクをエネルギーに変える方法です。
例:資格試験の勉強をする→試験に受かる→すごいと言われる、給料が上がる→気分がいい、欲しい時計を買える
自問自答する「これをしないとどのような悪い状態になるか」
ワクワクとは逆で、痛みを避ける力を使う方法です。人はこちらのエネルギーの方が5倍大きいと言われています。
公言するということも、もし出来なければ約束を破ったという痛みになるので有効です。
例:受験勉強をしない→大学に受からない→家族にがっかりされる、大学生活を楽しめない
決断する
何が何でもする!他の選択肢は捨てる!ということです。
決断ができれば、それをするしか選択肢はないのでやる気が出る・出ない以前の問題になります。
勉強習慣をつけよう
やる気を出せて最初の一歩が踏み出すことができれば、後はそれを習慣にするだけです。
そうは言っても続けることが難しい、三日坊主になってしまうのではと思っていませんか?
人の性質や脳の仕組みを利用したちょっとしたコツを知っておくことで続けやすくなります。
勉強習慣をつけるためのコツ
何をするかを具体的にする
「勉強をしようにも何から手を付けていいかわからない。」なんてことはありませんか?
大きな塊のままだとどうやって手を付けていいのかわからなくなります。そのため、より具体的にすることを決めると手を付けやすくなります。
ベイビーステップで始める
習慣がつくまでは本当に小さなことから始めてください。
ベイビーステップとは「赤ちゃんのよちよち歩き」という意味で、いきなり大きな変化をするとホメオスタシスにより現状に戻ろうとする力も強くなります。
最初は物足りないくらいでちょうどいいです。今まで全く勉強をやっていなかった人なら、1日1分勉強をするくらいでいいと思います。
それで一週間ほど続けることが出来れば少しづつ時間を増やしていきましょう。
記録する
自分のやった成果を記録しましょう。そうすることで記録することが楽しくなり続けやすくなります。
目標を見る・書く
目標のために勉強をするなら、その目標を思い出すことが効果的です。やる気を出すにはのところでも書きましたが、思い出すことでやりたいという気持ちを補充できます。そもそもモチベーションは消費するものなので、時間が経つと失われていきます。
目標を見たり書いたりして、モチベーションを高めましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。習慣ややる気は気合でなんとかなるというものではありません。
最初の一歩を踏み出すことが大変なので、やる気をコントロールし、ベイビーステップで頑張ることが出来れば後は自動的にやってくれます。
そして、それが習慣になればあとはこっちのものです。
ぜひ勉強をする習慣をつけて、望む結果を手に入れましょう!