成功者は持っている『人の心を操作する力と夢を叶える力が、1冊でビシっと身につく本』

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心を操作する力

成功者たちが必ず持っている2つの力、「人の心を操作する力」と「夢を叶える力」が1冊で身につくと言われると、手軽にできそうなイメージを持て、どんな中身なのか気になります。

「人の心を操作する力」と書かれているのを見たとき、悪いことのように感じましたが身につけたいと思う能力でした。

そして、「夢を叶える力」。これは純粋に知りたいと思いました。

そんな思いでこの本を手に取ってみましたが、実際にはどんなことが書かれていたのでしょうか?

紹介してみたいと思います。

 

※現在10000冊プロジェクトというものに参加中です。

10000冊プロジェクトでは、1年間に100冊の本を読み、それをアウトプットすることを目標としています。
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『人の心を操作する力と夢を叶える力が、1冊でビシっと身につく本』

著者:知的習慣探求舎

■本について

発行日:2013年5月21日

評価:★★☆☆☆ (所要時間:1時間50分)

読破冊数:15冊/100冊

■こんな人におすすめ

  • 人の心を自由自在にコントロールしたい人
  • 人間関係で主導権を取りたい人
  • 好意や信頼を得たい人
  • 交渉などの心理戦で勝ちたい人
  • 夢を実現する近道を知りたい人
  • 仕事の生産性を高めたい人

■概要

第1部 『人の心を操作する力』編

人の心を操作する力を手に入れるとどんな力を手に入れることができるのでしょうか?

ビジネスでもプライベートでも私たちは様々な人と付き合っている。

これらの人たちとの関係を今よりはるかにハッピーで良い関係になり、さらに楽でメリットの多い関係に変えることができるのが「人の心を操作する力」である。

対人関係は一筋縄でいかないことが多い。しかしこれを突破し、相手を思う方法に誘導し、自分を優位な立場にもっていいけるようになると、人生全体にとって強力な武器になるでしょう。

つまり、人との関係を制覇する人こそ人生の勝者になれるということです。

それでは、具体的にどのような技術があるのかを紹介していきます。

◆「なにかをしてもらう」とその人との距離を縮められる

人との距離を縮めるには「なにかをしてあげる」ことが一番だと思いがちだ。しかし、それよりはるかに有効なのがその人に「なにかをしてもらう」ことなのだ。

相手になにかをしてもらうことで、相手を自分より上位に置いて「相手を気持ちよくさせる」ことが心理操作の鉄則である

助けを求められると、求められた相手にとっては「助けること」自体は、いわばムダな、損になる行動だ。これは「認知的不協和」という不快な心の状態を生む。そこで、「自分が助けるのはあなたが好きだからだ」と、自分の損になる行動を正当化して、矛盾の解消をしようとする作用がそこに働く。

注意点として、相手にあまりに負担になることは避けるべきだ。

◆「ノー」と言わせないための選択肢を与える質問

例えば「お食事に行きませんか?」と「イタリアンとフレンチのいい店を知っているけど、行くならどちらがいいですか?」という質問をされたらどうだろう。前者だと「ノー」と言われるかもしれないが、後者では「どちらがいいか?」を聞いているのであって「ノー」という答えは選択肢の中にない。

相手の心を操作する質問のポイントは、相手の答えをあらかじめこちらの意図するものに限定することだ。つまり、「イエス」を前提とした問いかけをすることだ。

また、例えばビジネスで難しい案件を相手に頼むような場合にも、「この仕事やってくれないか?」と頼むより、「君ならこの仕事をどのくらいで出来るかな?」といった「いつまでにやるか」という相手の主体性の問題にすり替えることで、本人も答えやすくなる。

yesとno

◆初対面で主導権をとるには「」で相手をじらす

第一印象というのは大切である。第一印象が良かったためにその後自然に信頼関係が生まれたり、逆に悪かったためにお互いによい関係を構築できなかったりすることも多いのだ。

主導権のとり方は「間の詰め方」にあらわれる。その場をコントロールしようとする欲求が強い人は、名刺を差し出す、握手を求める、自己紹介を先に始めるなど、少しでも早く相手との距離を縮めようとするものだ。

このようなタイプの人を相手にした時に有効なのが、「求めるほうが下」になるという原則である。

相手のテンポに乗らないで間をつくり、相手をじらせて、その人間が「求める方に立っている」ことをはっきりさせてしまうのだ。初対面の心理戦はこうして制することができる。

◆ほめられ慣れていない人には「ほめのだめ押し」が効く

いつもほめられている人には、聞き慣れたほめ言葉ではなく、ふだん気づきにくい具体的&客観的なポイントをほめることが大切だ

ほめられることに慣れていない人をほめるときには、「ほめのだめ押し」テクニックが有効だ。慣れていない人は、人からほめられると、「私なんか、とんでもない」などと必ず否定する。その時に、あなたはその否定をさらに否定すべきなのだ

ほめのだめ押しでは、できるなら最初とは違ったポイントをほめるのがベスト。その人のほめるべきポイントを頭の引き出しにたくさんストックして、いつでも使える状態にしておくことが大切だ。

◆「顔から行くか、足から行くか」、相手の心のドアを開ける2つの方法

いかにして相手の心のドアを開けさせるかが交渉の第一歩である。

頼み事をする場合などでも、最初のアプローチが重要になる。そんな時に覚えておきたいのが、「フット・イン・ザ・ドア」と「ドア・イン・ザ・フェイス」という2つのテクニックだ。

フット・イン・ザ・ドア」は、とにかく足の先でも入れてもらうという感じでドアを少し開かせたあとで、少しずつレベルを上げて、完全にドアを開いてもらう説得術である。

具体的には、最初は小さなお願いをしてみて、それが受け入れられたら、もう少し要請のレベルを上げ、それがまた受け入れられたらさらにハードルを上げるのである。相手が受け入れやすいことから始めると、次の頼みも断りにくくなるものなのだ。

ドア・イン・ザ・フェイス」は、いきなり「顔をぬっと突き出す」ようにドアを開かせて、最初から大胆な要請を切り出す説得術である。最初にわざと大きめの提案をして相手が断ったり考えたら、譲歩して小さな提案をして決定させる。

これは人が他人の申し出を断ると罪悪感を感じる心理を利用するものだ。

◆はじめての相手との交渉には「メール根回し」が効果大

大事な交渉をその場の一発勝負で乗り切ろうとするのは無謀である。「彼を知り己を知れば百戦あやうからず」とは中国の兵法家、孫氏の言葉だが、まず、相手をよく知り、自分の技量をよく知ってから、交渉に臨むことが大事である。肝心なことは事前の準備、根回しである。

まったく相手のことを知らない状態は相互に緊張感を生むものだ。見ず知らずの人間ではないという「既知感」を与えることでコミュニケーションも成り立ちやすくなる。

会話する男女

第2部 『夢を叶える力』編

夢は叶えなければいつまでたっても夢のままである。

第2部では、夢を近くに引き寄せ、実現を容易にするさまざまなテクニックを解説する。

夢の実現には、古今東西の成功者たちが実践してきたメソッドがある。未来をイメージして具体的な計画をつくる方法や、効率的な勉強法、努力しなくても夢を引き寄せる習慣や「仕組み」、そして毎日のあなたの「生産性」を上げてパワーアップするやり方も紹介する。(この記事ではその一部を紹介します。)

人生のレースでは自分をポジティブに導ける人が成功をつかむ。そうした心のつくり方もマスターして、夢の実現に近づくことを目的とする。

◆「勉強は楽しい」と脳に刷り込む3つの勉強テクニック

「一生懸命に勉強することが、自分の目標を達成するために絶対必要だ」と決意して、張り切ってスタートしても、すぐに気力が萎えて諦めてしまう人が多い。その理由として、そんな人は勉強を「嫌なこと」「辛いこと」だと思っているからだ。人間は嫌なことや辛いことを続けられないし、身につかないものなのだ。

つまり、勉強を「楽しいこと」だと脳に思い込ませば、挫折することなく長続きできる。そのポイントは

  1. 興味をもったことから始める
  2. その興味を次の興味につなげる
  3. 何時間やったからいいと長さを評価にしない

という3点だ。

自分が疑問をもったことに自分で解決を与えることは、知識欲を満足させる楽しい行為であり、好奇心が原点になった知識は脳も忘れにくい。

◆自分を「見える化」し、目標実現できる人になる

夢を「見える化」することが具体的にイメージすることだとしたら、これはあなたの現状把握や日々の行動指針づくりにも役に立つ。

自分で自分を客観的に分析することは難しい。自分のいいところだけを認めて、悪いところには目をつぶりがちなのが人間である。そこで、「自分がどんな人間か」を、自分の得意分野や不得意な分野、趣味、好き嫌いにいたるまで、「私は〇〇だ」というように30項目以上列挙してみる。そうすると、自分像が浮かび上がってくるだろう。

そして、自分で評価できる点、評価できない点、直したい点など〇や◎、×などで自己評価していく。自分自身を「見える化」して、長所を伸ばし、短所を克服する意識を脳に植え付けることで、夢実現のための「自分改善」ができるのである。

◆手帳で夢を「数値化」すると自分の進化がはっきり見える

自分の夢を叶えるための身近で大きな効力を発揮するツール、それが手帳である。デジタルツールが普及しているが、アナログな行為、すなわち「書くこと」や「チェックを入れて確認すること」は、脳にとってより強い意識化になり、目標達成のための大きな原動力になる。

夢を「数値化」し、そこから逆算して実行目標にすることや、「何時に寝て何時に起きた」や「居酒屋で盛り上がり夜11時まで飲んだ」などの普段の生活を記録することで、「費やした時間」や「必要な時間」がわかってくる。

人はふだん、「夢のため」「目標のため」以外のルーチンワークに多くの時間を使っている。ルーチンワークの内容を時間軸で「見える化」して、自分の進化につながっているかどうかを検討できることも数値化のメリットである。

手帳の活用法の中で大事なポイントは、実行したこと、確認したことは赤色の鉛筆やマーカーで消していくことだ。しっかりと太い線で消すと達成感を感じて、どんどん前向きな意識が身についていく。

◆常識を打ち破るブレイクスルーは、「複眼思考」から生まれる

夢を実現させた人たちの特徴のひとつに、物事を一面だけでは捉えることをしない「複眼思考」の持ち主が多いことがある。「複眼思考」は、従来とはまったく別の方法やシステムを考えたり、常識を疑って問題解決には他の解法があるのではないかと考える方法である。人はふだん経験や常識の中でものごとを捉えている。そこからは現状を打ち破るブレイクスルーは生まれない

例えば、「和菓子は日本の季節や伝統行事に合わせたものしか売れない」という常識から飛び出して「クリスマスやバレンタインデー用の和菓子」を開発してヒットさせた和菓子メーカーがあるように、複眼思考は夢実現にとって有効なアプローチになる。

勉強にも同じことが言える。現在の勉強テーマと別のテーマを同時進行させる。こうすると自分でも予想外のアイデアや発想が生まれやすくなる。

◆「日本一の大金持ち」が実践する夢を叶える「千回の法則

自分がこうありたい状態をいつも思い描くことは、自分の夢を実現するために必要だが、それを言葉にしてつぶやき続けると、さらに自分の夢が叶うようになる。

これは累積納税額日本一を誇る実業家、斎藤一人氏が実践してきた方法だ。そのやり方は「幸せだなぁ」と口に出して言うことだ。最初から「自分の願い事がかなった状態」に身を置いて自分が幸福だと表明することで、ポジティブな心理をつくり出す。

斎藤一人氏の夢実現法が独特なのは、「幸せだなぁ」の後に「やってやれないことはない。やらずにできるわけがない」と続けるところだ。そして、「それを千回繰り返す」ことにより言葉は現実になるという。これが「千回の法則」である。

一見すると、この方法はただ頑張ること、繰り返し努力することを奨励しているようにも見えるが、斎藤氏は、「成功と努力には因果関係はない」が持論だ。努力は人に無理を強いることである。

上記したように、勉強が辛いと思っているうちは継続することが難しく、学んだことが身につくことはない。それと同じで、辛い思いをする努力は夢の実現にはつながらない。

人が呼吸しているように、自分の夢が思わず口から漏れてくるようになると、夢も引き寄せられてくる。

◆生産性アップの近道はワーキングメモリを鍛えること

一日は24時間。この24時間を効率的に使うか無駄に使うかは、後々の人生に大きな差になってくるはずだ。

そこで、多くの人は、ムダな時間を削って目標を達成するために「努力する時間」を増やそうとする。これは引き算の発想といえる。誰でも一日の中で無駄に過ごしている時間はあるだろう。しかし、睡眠や休憩などは脳にとって必要であり、無駄な時間ではない。

もっと良い方法は、脳の活性度を高めることだ。人間の脳は活用されていない膨大な潜在力を秘めている。脳の情報処理能力を高めれば仕事時間は短縮することができる。

近年の脳の研究では、脳の中でも頭の前部にある前頭連合野が活性化すると情報処理能力が高まることがわかってきた。前頭連合野は、自分の意志で何かを計画して、プランを立て、実行する時に働く部分で、さまざまな情報をまるでボードに書き出すように整理・統合を行う「ワーキングメモリ」機能をもっている。

「心の黒板」とも呼ばれる前頭連合野の機能を高めるには、速読や音読、暗算、早口言葉などの訓練法がある。

デジタル脳

◆「マルチタスク脳」から脱却して生産性を向上させる方法

「マルチタスク」には重大な落とし穴がひそんでいる。

マルチタスクは①「生産性が40%落ちる」、②「IQが10%低下する」といったアメリカの研究報告がある。「アドレナリンが出てやる気が高まる」という人もいるが、それは「気持ち」の次元であり、生産性とは無関係だ。マルチタスク脳から脱却する新習慣を身につけたい。

そのための方法が5つある。

  1. 気になる他の仕事を排除する
  2. やるべき仕事を数時間で達成できる小さなタスクに分ける
  3. 自分のアジェンダ(果たすべき行動計画)に厳密に従い、クリアするまで他のことを考えない
  4. 仕事の連絡には電話を使う
  5. ひとつの仕事を60分~90分に限定して休息をとる

■この本から学んだこと

コミュニケーション学、心理学、NLP、成功哲学など、世の中のさまざまな「人の心を操作する方法」と「夢を叶える方法」が詰まった本です。

たくさん詰まっていてお得といえるでしょうが、逆に言えばたくさんありすぎて実際にできるかと言われると難しいのではないかと感じました。

私には、聞いたことのあるものが多かったのですが、できているかと言われるとそうでもなく、復讐になりましたし、新たに気づくものもありました。

テクニックにしぼっているので、考え方やマインドがしっかりしている人にとっては役に立つであろう内容でしょうが、そうでなければ、この本の内容を活かしきるのは簡単ではないでしょう。

学んだこととして、私がすぐにでもやろうと思ったことは、メールで根回しすること。そして、行動の数値化することです。これらは必要性は感じるが、ちょっと面倒なことだと思うのでなかなかやらない人は多いのではないでしょうか。しかし、それをやるからこそ数少ない成功者に近づけるのではと思います。

そして、生産性向上のためにワーキングメモリを鍛えるという発想はなかったので、これは良い学びでした。

これまでは、時間をつくるために無理やり組み込もうとしたり、何かを削るという考え方しかありませんでしたが、脳の処理速度を上げるという発想は、いろいろなところで役に立ちそうで是非意識して鍛えてみようと思いました。

人の心を操作する力を身につけたいと思って実践することは、私にはできそうにないので参考程度にしておきます。

言葉の表現の問題でしょうが、あまり良いイメージをもてませんのでそれを実行することは抵抗がありますね。

■目次

はじめに

第1部 [人の心を操作する力]編

第1章 最強の「心理操作」術 ――知らぬ間に心を動かす禁断のノウハウ

第2章 主導権を握る ――一目置かれて優位に立つテクニック

第3章 相手の心をつかむ ――相手の「特別な人」になる会話法

第4章 意のままに操る ――人や組織を自在にコントロールする

第5章 交渉・駆け引きに勝つ ――心理戦を制して成果を勝ち取る

第2部 [夢を叶える力]編

第6章 夢実現の最短メソッド ――人生の成功者が実践する習慣

第7章 夢のカタチを描く ――「見える化」と「落とし込み」の技術

第8章 結果が出る勉強術 ――記憶力と情報力を極大化する

第9章 夢が叶う「仕組み」術 ――努力しないで夢を実現する

第10章 生産性向上術 ――やる気とスピードと集中力を上げる

参考文献

 


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