考え方が180度変わる!?『なぜかまわりに助けられる人の心理術』2~内容編~

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なぜかまわりに助けられる人の心理術

今回は【なぜかまわりに助けられる人の心理術】の内容を紹介しています。

周りからやってもらってばかりでも人から好かれる人があなたのまわりにいませんか?

そんな人は知らずにこのテクニックを使っているかもしれません。

あなたもこれを読んで実践すれば、やってもらってばかりでも好かれる人になれるでしょう。

 

概要は【考え方が180度変わる!?『なぜかまわりに助けられる人の心理術』1~概要編~】で簡単に紹介しています。

『なぜかまわりに助けられる人の心理術』

著者:DaiGO(メンタリスト)

 

内容

第一問。あなたにとって、一番大切な人は誰ですか?

 一番と言われると悩んでしまうならば、単に「大切な人」と言われて思い浮かぶ人を何人かイメージしてみてください。

第二問。みなさんにとってその「大切な人」は、自分をいろいろと助けてくれる人ですか? それとも、自分のほうが相手をいろいろと「助けてあげたい」と思う人ですか?

相手が「自分のためにまったく何もしてくれない人」というケースは稀だと思いますが、おそらく自分の「この人を助けてあげたい」という気持ちのほうが強かったのではないでしょうか。

人は、大切な人のことを「助けてあげたい」と思う生き物であって、「助けてくれる人だから」という理由で人を好きになるわけではないのです。

「大切な人は助けてあげたくなる」

ということは納得できると思いますが、その逆も成立してしまうことが面白いところです。

つまり、人には、「(自分が)助けてあげた人のことを好きになる」という性質があるのです。

理由は省略しますが、伝えたいことは

『他人から「助けてもらう人」になることで
 他人から「好かれる人」になれる』

ということです。

ラヴ

あなたが頑張るのをやめればみんなが幸せになる

完璧な人は人に好かれるのでしょうか?

親や先生は「自立した立派な人間になってほしい」と願っていますから、「他人に頼るな」と教育するのは当然のことだと思います。

ですが、「好かれる人」「愛される人」になるには、必ずしも完璧な人間である必要はありません。むしろ少しくらい他人に弱みを見せられる人間のほうが「好かれる」「愛される」という意味では正解なのです。

助けてもらうことで相手も幸せになる

「やってもらう側の人」になることに対する抵抗感がある人は、その理由として、「人に親切にしてもらったら、必ずお礼を言ってお返しをしなさい」と教えられてきたのではないでしょうか。これは、子どもに対する教育としては非常に正しいし、なんの問題もありません。

ですが、これが抵抗感の正体でもあります。

このような人は、「なにかしてもらったら、同じだけ、もしくはそれ以上にお返しをしなくてはいけない」と感じ、無意識に不安になっているのです。

しかし、他人に親切にしてあげることはそのようなものではありません。

たとえば、可愛がっている職場の後輩が困っているときに、仕事を手伝ってあげた。友達に頼まれて、デートで使える素敵なお店を何軒か教えてあげた。風邪で倒れてしまった彼氏のために、おかゆをつくってあげた。

こんなときに、自分は何か見返りを求めていたでしょうか? お返しがあれば嬉しいかもしれませんが、「お返しして欲しい」と思ってしたことではないはずです。

やってあげる側の人は、相手のことが好きだから、好きな人のために自分が「やってあげたい」と思ったことをしただけで、決してお返しを期待しているわけではないのです。

人は誰かに何かをやってあげることで、「自分は必要とされている」と感じられる生き物だからです。

 

自信がない人ほど相手に何かしたい

自信がない人は、相手のためにやりすぎてしまうこともあります。彼らは「自分は相手のために頑張っている」と思っていますが、実際はそうではありません。

彼らは尽くして、干渉していないと他人から必要とされていることを実感できないのです。

さらに、尽くしすぎてしまうと相手にとってはプレッシャーになり、結果的に人間関係は崩壊します。「やってあげる人」でいることには、さまざまな危険が潜んでいるのです。

 

「やってもらえる人」の3つのルール

みなさんは何でも自分でやりすぎています。

頑張りすぎて、自分の首を締めています。もっと「やってもらえる人」になるべきです。

3つのルールを知って、人間関係で頑張らない人になりましょう。

 

ルール1 尽くさない

みなさんは、「相手から好かれるためには親切にしなくてはいけない」「尽くさなくてないけない」という大きな思い違いをしていたのではないでしょうか。

好かれるために、まわりに迷惑をかけない「いい人」であろうとしていたということです。

「いい人=どうでもいい人」になっていたということです。

「尽くさない」とは言いますが、相手に対してまったく何もやってあげないという意味ではありません。

こちらが「やってあげる」ことに対して相手が慣れてしまわないよう、行動にランダム性を持たせたりして、「たまにやってあげる」ようにするのです

水商売の女性やギャンブルにしても、プラスの可能性だけでなく、マイナスの可能性もあるからこそ惹かれてしまうのです。

 

ルール2 強がらない

これは、心配させる、弱みを見せるとも言い換えられます。

誰かを助けてあげた、誰かの役に立ったという精神的な充足感が、その人を幸せな気持ちにさせ、自己重要感を高めるのです。

うまり、強がって自分のことを何もさせてあげないと、まわりの人は「自分は必要とされていない」と無力感を抱くことになります。

つまり、「支えさせてあげる」ことが大事です。日本には理想的な人間関係を表すのにぴったりな言葉があります。

それが「持ちつ持たれつ」です。

ただし、間違えてはいけないのが、「やってもらって当たり前」とは思わないということです。

仕事上の上下関係で言えば上司が部下に頼んだ仕事をするのは当然のことかもしれません。

ですが、そこで「よくできているね」というのは、アドラー心理学でも決してしてはいけないことだとされています。

なぜなら、そこに相手を評価するニュアンスが含まれているからです。

つまり、上から目線で評価するのではなく、横から目線で「私はあなたを必要としています。本当にありがとう」と、感謝の気持ちを伝えるのです。これをアドラー心理学では「勇気づけ」と呼びます。

お礼する猫

ルール3 頼まない

「頼まない」と言われると納得できないかもしれません。

どういうことかと言うと、そもそもなんの見返りもなく正面から正攻法で頼むのは気が引けるし、相手にお金が無かったり、忙しかったりすれば、簡単に断られてしまうのではないでしょうか。さらには、嫌われてしまう可能性もあります。

こうなると、ここで目指す「まわりにいろいろやってもらうのに、なぜか愛される人」という定義からかけ離れてしまいます。

私たちが目指すのは、「やってください」とお願いする人ではありません。

「この人のためにやってあげたい」「この人のために何かやってあげると気分がいい」と思わせる言動ができる人です。

頼まれたわけでもないのに自分が勝手にやってあげた、という事実があればこそ、人は「これだけやってあげたのだから、自分はこの人のことが好きなのだろう」と、脳内で認知的不協和の解消を行うのです。

 

では、具体的にどのようにすれば「この人のためにやってあげたい」と思わせることができるのかというと、ひとつのテクニックとして、「お願い」と言わずに相手が望むビジョンを暗示し、イメージをさせるということです。

この後、さらに詳しく紹介します。

 

やってあげたいと思わせる7つのトラップ

この章では、メンタリズムを応用して、相手を自分の意のままに動かす=「やってもらう」テクニックを紹介します。

これは、嫌々「やってもらう」のではなく、「やってあげたい」と思わせて、実際に行動させることです。

掴まされる

トラップ1 先手を打つ

つまり、「先にやる」ということです。

このすごさは、どんなに小さいことでも自分が「やってあげて」から相手にお願いすることで、平均して5倍のレートでお返しがあったという実験結果からもわかります。

そして、先手を打つことは「好き嫌い」という非常に大きな壁まで越えてしまうということ。言い換えれば、あまり人間関係が育めていなかったり、嫌われているなと感じている場合こそ、先手を打たなくてはいけないということです。

ほんの小さなことを「先にやる」だけで、すべてがうまく回るようになります。

 

トラップ2 相談する

「ちょっと聞いてもらっていいですか?」と言われて仕事の相談を受けたら、いつの間にか「手伝ってあげるよ」と言っていた。

「相談」をきっかけになにかの手伝いをさせられたり、大役を任されたりした経験が一度くらいはあるのではないでしょうか?

相談するということは、「上手な弱みの見せ方」ということです。

うまく自分の弱い部分、苦手なことを相手に伝えることができれば、必ず相手はあなたのやってほしいことを「やってくれる」ようになります。

あまり自分の弱みを見せた経験がない人は、まずはアドバイスをもらうところからはじめるといいでしょう。

そして、「あなたのアドバイスを実践しましたよ」という報告とともにお礼を言います。

相談を持ち掛けて、相手のアドバイスを引き出して、報告&感謝。これを繰り返すことで、自然に「やってもらえるループ」ができあがります。

 

トラップ3 お世辞を言い切る

「お世辞を言う」と「お世辞を言い切る」は違います。あなたは、きちんとお世辞を「言い切って」いるでしょうか?
大半な人がお世辞を「言い切る」ことができていません。

お世辞を言った後に「そんなことないよ」と言われると、「いやいや・・・」などと言ってお茶を濁すだけにするのではないでしょうか。

それだと、言われた人は「お世辞で言っていたんだな」とがっかりします。

人は本能的に他人から褒められたい、認められたい生き物なので、どんなに「自分はお洒落ではない」と思っていても、「褒められたことが現実だったらいいのにな」という気持ちが勝つのです。

ということは、「そんなことないよ」というのは否定ではなく、謙遜であり、確認だということです。「あなたは本当にそう思っているの? 本当だったらいいんだけど」という意味なのです。
そう思っている相手に対して、一度言ったお世辞を取り下げるのは失礼です。自信を持って「本当ですよ」と言い返してあげましょう。

実験の結果、根拠がなくても事実と違っても関係ない。露骨でも、歯の浮くような言葉でも、お世辞を言い切られたほうが気分が良かったのです。

どんなに根拠のないお世辞でも、言い切ってしまえば本人の中では「本当のこと」になるのです。それが「自分を褒めてくれるいい人だ」という好意につながって、結果的には「好きな人だから、何かやってあげたい」と思われるようになります

 

トラップ4 自分の分担をアピール

とくに私たち日本人は「分担意識」という強く植え付けられた考え方があります。

「自分の分担をアピールする」のは、この分担意識を刺激するテクニックです。

これは、「分担意識」と5倍のレートでお返しをしてもらう「先手を打つ」(トラップ1)の合わせ技です。

 

さらに相手を思うなら何か分担させるべきなのです。

「やってあげる人」は、ほかの人たちも「何か役割を引き受けなくては…」と思っているのに、一人で勝手にすべてを引き受けて、勝手に大変な思いをしているのです。

ほかの人の心理を慮るなら、何か分担させてあげるべきでしょう。

そうでないと「何の役にも立たなくて心苦しい」と思わせることになってしまいます。

みなさんが全部を背負い込むことで、ほかの人たちに無力感を感じさせてしまうのです。

ただし、必ず相手の働きに対して感謝の気持ちを伝えることです。

 

トラップ5 曖昧にお願いする

「曖昧にお願いする」は、「ローボール・テクニック」と呼ばれる説得技法を利用したテクニックです。心理学的にいえば「一貫性の原理」を突いたテクニックです。

どんなテクニックかと言うと、最初の条件は低く曖昧に伝えることで、「やります」と言わせてから詳しい条件を明かしていくテクニックです。

なぜこれが効果的かと言うと、これは上記した「一貫性の原理」の応用でもあります。人間は必ず矛盾を抱えていますが、社会性を保つため、本能的に一貫性を維持しなくてはならないと感じています。

そのため、一度OKしたことを撤回するのは「恥ずかしい」「みっともない」「断ることが面倒くさい」などと感じて、本当の条件が明かされても受け入れてしまうことが多いのです

ただし、注意点として、たまに使う程度なら全く問題ありませんが、毎回このテクニックで「大変なことをやってもらう」のは少し問題があるといえるでしょう。「この人は面倒なお願いをしてくる困った人だ」というレッテルを貼られる恐れもあります。

「奥の手」として覚えておくといいでしょう。

 

トラップ6 過去を引き合いに出す

過去の話をするのは3つのメリットがあります。

1つめのメリットは、「あなたにしてもらったことを忘れずに、今でも感謝しています」というアピールになるということです。

2つ目のメリットは、相手にいつでも「やってあげたとき」の気持ちよさを思い起こさせられるという点です。

3つ目のメリットは、過去の行動という比較対象が生まれることで、今後はそれ以上のことをしてもらえる可能性が高まるということです。

 

重要なのは、「それを意図的にやっているわけではない、素の感情だ」と思わせることです。お願いをしたいときだけ「あのときも・・」と過去を引き合いに出して感謝するのではなく、日頃からこまめに感謝をする習慣をつけておいたほうがいいでしょう。

 

トラップ7 急に黙る・目をそらす

会話をしていると相手が急に黙ったり、目をそらすとどんな気持ちになりますか?おそらく「気まずいな」と感じるのではないでしょうか。

相手に「やってあげたい」と思わせるための最後のトラップは、この2つの仕草を使ったテクニックです。

「急に黙る」「目をそらす」ことで、相手にストレスを与えて、「この気まずい状況を打開するために、自分がなんとかしなくちゃ」という気持ちを引き出すのです。

彼氏の浮気を疑ったことのある女性の方ならこのテクニックを使ったこともあるかもしれません。

相手からこちらの欲しい情報を引き出す一番の方法は、黙ることです。いくら質問をしても、聞いてしまえばその質問にひとつひとつ答えていけばいいだけですから、それ以上の情報は手に入れられません。話が広がらないのです。

一方、こちらが黙れば相手が不安になって、気まずい沈黙を打破するために喋りだすのです。そのときに相手に何かやましい気持ちがあると、パニックから核心迫ることを話してしまうのです。

「どうしたの?」と聞かせるのも、自分の思う通りに相手を誘導するためには必要なプロセスです。「どうしたの?」と聞く段階で、相手は「なにかしてあげなくちゃ」と思っています。

 

「目をそらす」のも、基本的には黙るときと同じです。とはいえ、ビジネスではもちろん、一般的に人と話すときには目を合わせなくてはいけないといわれています。その方が自分の自信をアピールすることができるからです。

この常識を逆手にとるうまい視線のはずし方は、今まで目を合わせていたあとに自ら目をそらすことです。これは、相手に対して自分が優位であると示すことができるのです。

話しているときに、おかしなタイミングで目をそらすと、急に黙ったときと同じように相手にストレスを与えることができるのです。そして、不安から逃れたい相手を自分の思う方向へと誘導しやすくなります。

 

やってもらってばかりでも好かれる5つの習慣

「やってもらってばかりでも好かれる人」とは、まわりに動いてもらうことで、周りを幸せにすることができる人のことです。

相手に「この人のために何かしてあげると、とても気分がいい」「だから、もっと何かやらせて欲しい」と思わせることを習慣にしていきましょう、というのが趣旨です。

つまり、何かをやってもらったあと、どんなアクションをとれば「やってもらえるループ」に突入するのかということです。

そんな習慣とテクニックを紹介します。

やってほしい犬

 

習慣1 感情(ストーリー)を伝える

何かをやってもらったら、それをあたり前のことだと思わずに、きちんと感謝の言葉を伝えることが大切です。

「自分がやってあげたことに対して、この人はとても喜んでいるな」と感じるからこそ、相手は自己重要感を覚えて「またやってあげたい」と思うのです。

とはいえ、相手への感謝の気持ちは、「お礼の言葉を言えば伝わる」という単純なものではありません。こちらの感情をシェアできてこそ伝わるものです。

では、どのようにすれば感情が伝わるのか。その表現を紹介します。

  1. まずは感謝の言葉を述べる
  2. 口語調で少しオーバーに感情を伝える
  3. ストーリーを挿入してイメージを持たせる(多少文脈がおかしくても気にしない!)

ということです。

私たちは、かなり自分勝手に、いい加減な話し方をしているのです。それでも無理なく会話が続いていくのは、感情が会話と会話をつなげる「接着剤」のような役割を果たしてくれるからです。

 

習慣2 相手の話したい話を聞く

感謝の言葉をかけるだけでなく、相手の好きなモノやコトについての話を的確に引き出して、よく聞いてあげることも立派なご褒美になります。

相手の好きなモノやコトは、SNSや相手の持ち物、さらにはその人の周りの人に聞いてみれば分かります。

情報がそろったら、あとは会うたびに、どんな小さなつながりからでも相手の好きなモノやコトに結びつけ、思う存分話ができる環境を整えてあげましょう。

さらには、思う存分話をさせてあげるためにもアドバイスを求めることです。

図々しいかな、などと思わず手間をかけさせることで、相手はどんどんあなたのことが好きになり、あなたのために「やってくれる人」になっていくのです。

 

習慣3 自分しかいないと思わせる

自分のために「やってくれる人」をがっかりさせず、「自分しかいないのだ」と「やってあげる意義」のようなものを感じさせるには、ちょっとした工夫が必要です。「やってくれる人」を増やして、それぞれの得意分野でのみやってもらうことにするのです。

そして、もっと理想を言えば、それが相手の「得意なこと」であり、「好きなこと」であると最高です。

友人関係であれば、「得意なこと」より「好きなこと」を優先しましょう。

いろいろやってもらいつつも「Win-Winの関係である」という状態が、この本の目指す人間関係の形です。相手が何をしたいと思っているか、相手の気持ちを察して適材適所でお願いするのが、本当に上手な「やってもらう人」なのです。

 

習慣4 小さくお返しをする

上司など目上の人へのプレゼントは悩みのタネになりがちです。一度くらいは「何を買えばいいのだろう」と途方に暮れてしまった経験があるのではないでしょうか。

これが部下や後輩に関しては、話は簡単です。あまりお金のない年下の相手であれば、いわゆる「高級品」を選べば、「高い物を買ってもらった!」と素直に喜んで、みなさんからのプレゼントを大事に使ってくれるでしょう。

では、目上の人に対してはどうすればいいかというと、こまめに小さくお返ししようということです。じつは、人が他人に感じる好意は触れ合う回数によって決まります。これを「単純接触効果」といいます。

さらに、大きなことをしてもらったら大きくお返しするのではなく、「〇〇さんが助けてくださったおかげでなんとかなりました。私一人では絶対にどうにもならなかったと思います。本当にありがとうございます!」と少し大げさに感謝するのが正解です。

大きくやってもらったら、大きなお返しではなく、大きな感謝で返せばいいのです。

 

プレゼントはメッセージカードと同じです。「私のためだけに書かれたメッセージ」が嬉しくて、数百円のカードが宝物になったりするのです。決してカード自体の魅力ではないのです。

つまり、基本的には金額は関係ありません。メッセージカードを白紙で渡す人はいないのに、プレゼントとなるとつい気持ちより金額を担保にしてしまうのですから不思議ですね。

しっかりと「自分にベクトルが向いたプレゼント」が贈られるからこそ、人は喜ぶのです。

お返しに関しては、質より量(回数)が重要です。大きく返すのではなく、小さく返すこと。やってもらってばかりなのに好かれる人は、ごくごく小さなお返しをマメにしています。

大変に思うかもしれませんが、習慣になってしまえば、本人にとっても大変なことではなくなります。やってあげたことを忘れてしまうくらいの本当に小さなことでいいからです。

自分が忘れてしまっても「お返しをしてくれた」という印象は相手にしっかりと刻みつけられます。だからこそ、大きなことも堂々と「やってもらっていい」のです。

 

習慣5 自慢してあげる

これはどういうことかというと、自分のことを自慢するのではなく、相手が「やってくれたこと」を人前で自慢するのです。つまり、第三者の前で「私はこの人のことが必要です」と宣言して、相手の承認欲求を満たしまくるということです。

さらに、「習慣1:感情(ストーリー)を伝える」との合わせ技で、いつ、どんなときに、どんなふうにやってもらったのか、ストーリー仕立てで多少オーバーに説明するといいでしょう。

「ごますり」がすぎると思うくらい言ってしまっていいのです。相手は自分からは言えないですし、第三者の前で褒められたら相手は認めざるを得ませんし、そうすると次のときには本当に言ったレベルのことまでやってくれるようになります。

この効果を、心理学的には「パブリック・コミットメント」といいます。これは、公の場で自分の意見を発表すると、その意見にあった行動をしなくてはならないという心理が働き、実際に言ったとおりの行動を起こす確率が高くなるというものです。

手を変え品を変え、相手の自己重要感を満たすことが、「やってもらってばかりでも好かれる人」になるために身につけるべき習慣です。「自分は必要とされている」と思わせることが、やってもらったことへの唯一・最大のご褒美になるのです。この習慣さえ身につけることができれば、人間関係は自然と楽になっていきます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

意外なことが多かったと思いますが、納得できることも多かったのではないでしょうか。

あなたもぜひこれらのテクニックや習慣を実践して、やってもらってばかりでも好かれる人になってください。

とはいえ、くれぐれも悪用はしないように。

 


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