あなたの勉強法は間違ってる?効率よく勉強するためのおすすめ本

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超効率勉強法

学校での勉強はもちろんのこと、社会人になっても仕事で覚えるべきことや資格取得のための勉強など、人生では様々な学びが必要です。

しかし時間は無限にあるわけではありません。

どうせなら効率よく勉強したいものですね。

というわけで、今回紹介する本は、メンタリストDaiGoさんの超効率勉強法です。

「やってはいけない勉強法」と「本当に使える勉強法」とはどんな勉強法なのでしょうか?

最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法

著者:メンタリストDaiGo

■本について

読んだきっかけ:私自身の資格取得の勉強のためや、人に勉強を教えることもしているので、より短時間で効率的に勉強をしたかったために勉強法の勉強をしようと思い手に取りました。
また、この本の発行以前よりDaiGoさんの科学を元にした方法が自分に合っていると感じ、勉強法についての本を出されると知り、購入しました。

所要時間:約2時間30分(297ページ、通し読み)

評価;★★★★★

発行日:2019年3月19日(Gakken)

※所要時間、評価は、筆者の個人的な感覚です。

■こんな人におすすめ

  • 今、何かしら勉強をしている
  • 少しでも効率よく学習の成果を出したい
  • 時間を無駄にしたくない
  • 勉強を教える仕事をしている
  • 今より良くなるために学び続けている

■著者について

メンタリストDaigo

慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。人の心をつくることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。

英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして数百のTV番組に出演。その後、活動をビジネスおよびアカデミックな方向へと転換し、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動中。

日々インプットした膨大な情報・スキルを独自の勉強法で体得し、驚異的な成果をあげ続けている。

著書は累計300万部、『人生を思い通りに操る 片づけの心理法則』、『天才脳をつくる!メンタルナゾトキ(松丸亮吾と共著)』ほかヒット作多数。

 

■本の目次

第1章 やってはいけない!7つの勉強法

間違った学習システム」から脱却せよ

科学的に効率が悪い7つの勉強法

非効率勉強法1 ハイライトまたはアンダーライン
非効率勉強法2 語呂合わせ
非効率勉強法3 テキストの要約
非効率勉強法4 テキストの再読
非効率勉強法5 集中学習
非効率勉強法6 自分の学習スタイルに合わせる
非効率勉強法7 忘れる前に復習する

第2章 「超効率勉強法」の基本

使える勉強法に共通する「たった1つのポイント」とは?

DaiGo式・2つのアクティブラーニング

DaiGo式・アクティブラーニング1 想起
 想起テク1 クイズ化
 想起テク2 分散学習
 想起テク3 チャンク化

DaiGo式・アクティブラーニング2 再言語化
 再言語化テク1 自己解説
 再言語化テク2 ティーチング・テクニック
 再言語化テク3 イメージング

第3章 学習効果を激しく高める!「勉強前」7つのテクニック

結果を出したければ、準備に時間をかけろ

準備テク1 自己超越目標を持つ
準備テク2 知っていることを書き出す
準備テク3 好奇心を刺激する
準備テク4 音楽を正しく使う
準備テク5 戦略的リソース利用法
準備テク6 自然の力で集中力を倍にする
準備テク7 ピアプレッシャーでやる気を出す

第4章 記憶の残り方が変わる!「勉強後」5つのテクニック

成績のいい人は、勉強後に脳を使わない

緩和テク1 報酬つきの昼寝
緩和テク2 睡眠の効果を最大まで引き出す
緩和テク3 運動で記憶を定着させる
緩和テク4 マインドフルネス瞑想
緩和テク5 クロノタイプに逆らわずに休む

第5章 上級者向け!勉強の効果をさらに高める7つの学習習慣

ハイレベルの結果を叩き出す「上級者」のやり方

上級テク1 ひとりごと学習
上級テク2 話しかけるつもり音読
上級テク3 マルチモーダル学習
上級テク4 ジェスチャー法
上級テク5 勉強中にも運動をする
上級テク6 苦手意識を消す
上級テク7 オーバーラーニング

第6章 才能の差は、こうして超えろ!地頭を良くする科学的トレーニング

努力で才能の差は超えられるのか?

地頭の土台づくり1 ワーキングメモリ
 1.運動
 2.テレビゲーム
 3.楽器
 4.筆記開示
 5.DNB

地頭の土台づくり2 マインドセット
 1.マインドセットを解説するメディアに触れる
 2.選択と戦略をほめる
 3.「努力は報われないもの」と認める
 4.失敗を学習のチャンスだと考える
 5.マインドセットをモニタリングする

参考文献

読書犬

■概要と解釈

目次を細かく記しましたので、それを見るだけで全体像やどうすれば良いのかかなりわかると思います。

役に立ちそうなことや伝えたいことはたくさんありますが、その中から筆者が特に実際に役立てていることを厳選してお伝えいたします。

詳しく知りたい方は本を購入していただき、ぜひ実践ください。

1章では科学的に間違った学習方法について説明されている

この章では、一般的に勉強方法として知られていますが、実際にはあまり効果のない勉強法について説明されています。とはいえ全く効果がないというわけではなく、要約などはコツをつかんでやらないと効果が出ないということです。

基本的にこれらの間違った学習法は「受け身」の学習法です。より効率よくおこなうには次の章にもありますが、「アクティブラーニング」が必要です。

第2章では超効率勉強法の基本としてアクティブラーニングの2つについて記されている

アクティブラーニングが効率的な学習法の基本と言いましたが、この章ではその具体的な方法として「想起」と「再言語化」について書かれています。

「想起」とは、簡単に言えば思い出すことです。物事を覚えたつもりになっていても人は基本的に忘れていきます。それを思い出しながら記憶に定着していくのです。

想起のパートでは、思い出しやすくする覚え方や、想起のテクニック、コツなどが書かれています。それらの中で特に大切だと思うことは分散学習です。復習は記憶に残すために効果がある学習法ですが、そのタイミングが大事だったりするのです。

「再言語化」は、どちらかというとアウトプットに近いところがあります。というよりもアウトプットを想定したインプットかもしれません。インプットしたものは自分の中で理解できていないとアウトプットできないので、よりアクティブに学ぶことにつながります。

3章では勉強前のテクニックとして集中力を高める方法が記されている

この章では勉強自体ではなく、勉強をする前の準備について書かれています。

この準備テクを実践することによって、モチベーションが上がり、脳の準備体操で集中力が高まり、自分のポテンシャルが高まります。

またこの準備テクの内のひとつである「戦略的リソース利用法」は、勉強だけでなくビジネスでも活用できます。

勉強の前に準備をすることなんてなかなかしないと思いますが、結果を出すためには準備にも時間をかけることが必要です。

4章では勉強後のテクニックで記憶に定着させる方法が記されている

この章は、3章とは逆で勉強後の5つのテクニックについて書かれています。

基本的には、勉強後には脳を使わないで休ませることが記憶の定着に必要です。昼寝や瞑想、軽い運動などで脳を休ませている間に記憶が定着していくのです。

5章ではさらに効果を高めるための学習方法について記されている

この章では上級者の学習習慣として、勉強中にひとり言を言ったり、運動をしたり、五感をフル活用した学習テクニックが述べられています。

これらは普段あまり勉強をしない人にとっては、なかなかとっつきにくいものです。そのためこれらは上級者のテクニックと書かれています。とはいえ「初級者がやってはいけない」というわけではなく、積極的にチャレンジしてみてくださいとも述べられています。

6章では地頭を良くするトレーニングとして勉強の効果の土台を強くする方法が記されている

この章では、勉強法という観点で見るとおまけのように感じました。

しかし、ここで述べられている「ワーキングメモリ」、「マインドセット」ともに勉強をする上で大切なことだと感じます。

ワーキングメモリというのは、コンピュータのメモリのようなもので、頭の中の処理能力です。これを高めると脳の作業スペースが広がります。

マインドセットは、心の中に根づく深い信念考え方です。このマインドセットは2種類あり、成長マインドセットと硬直マインドセットです。

硬直マインドセット=「人間の能力は生まれつき決まっていて変えられない」という考え方

成長マインドセット=「人間の能力は後から変えられる」という考え方

当然この成長マインドセットを持つと地頭が良くなり、勉強にも良い影響を与えます。さらにこれを持つと失敗を恐れなくなり、チャレンジ回数が増え、成功体験も自ずと増えて自信にもなっていきます。

これを身につけるために人間の能力は後から変えられるという動画を見るだけでも効果が表れるということです。

goodな親子

■本から学んだこと・感想

この本を読むと今まで良いものと思っていた勉強法が、それほど効果がないということが分かりました。

例えば、「テキストや本にラインを引く」ことや「勉強して忘れないうちに復習する」ことなど、今でも良いものとして当たり前に思っている人はたくさんいると思います。勉強法に限らず世間一般の常識というのは、必ずしも正しいものではなく間違いだらけということがわかるかと思います。

勉強法の内容としては、ただ「こうすればいい」と書かれているわけではなく、理由だったり実験を元にしたデータで結果が示されているので納得できます。

メンタリストDaiGoさんの本は、最新の科学を元に書かれているため説得力もあり、難しい内容を噛み砕かれて説明されているのでわかりやすいです。

筆者自身この勉強法を活用していますし、私が教える場合にもこの方法を活用させていただいています。様々なテクニックがあるので、始めからすべてを使う必要はないですが、気になるものを試し、結果を検証し、自分に合ったものを取り入れていくことをおすすめします。

仮に「何から始めればいいですか?」と問われるなら、6章に記されている成長マインドセットから始めてください。最後の章ですが、マインドセットはとても大切です。

最後にこの本を読んで、新しい知識や勉強についてのこれまでと違った観点を手に入れ、勉強することが嫌いだった人は苦手を克服したり、これまで勉強することに苦がない人でもさらに勉強に興味が湧き、楽しくできるようになるかもしれません。

 

 


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