凝縮された価値あるスキル!名著「アイデアのつくり方」を紹介

アイデアのつくり方

今回は30年以上の長きに渡って読まれ続けてきた本である「アイデアのつくり方」を紹介します。

驚くべきはその薄さです。本文はたったの60ページ足らずなのです。

しかし、その薄い本の中にも必要十分なアイデアのつくり方が記されています。

そんな凝縮された「アイデアのつくり方」というものがどんな内容なのか見ていきたいと思います。

アイデアのつくり方

著者:ジェームス・W・ヤング

訳:今井 茂雄

解説:竹内 均

 

■本について

読んだきっかけ:自分のアイデアをもっと生み出し、ビジネスに活用していきたいと思ったこと。また、メンタリストDaiGoさんの動画の中で紹介されていた本でもあったので興味が湧き手に取りました。

所要時間:約2時間(102ページ、探し読み)

評価;★★★★☆

発行日:1988年4月8日(CCCメディアハウス)

原著はJames Webb Youngの<A Technique for Producing Ideas>。本文は1986年印刷版からの日本訳。原文は1960年版のまま変わっていない。

※所要時間、評価は、筆者の個人的な感覚です。

■こんな人におすすめ

  • アイデアを出す仕事をしている
  • 新しいことを始めたい
  • 自分の価値を高めたい
  • ビジネスを効率よく行いたい
  • 分厚い本を読みたくない

■著者について

ジェームス・W・ヤング

(1886-1973)アメリカ最大の広告代理店・トムプソン社の常任最高顧問、アメリカ広告代理業協会(4A)の会長などを歴任。広告審議会(AC)の設立者で元チェアマン。

■本の目次

序―ウィリアム・バーンバック

日本の読者のみなさんに

まえがき

この考察をはじめたいきさつ

経験による公式

パレートの学説

心を訓練すること

既存の要素を組み合わせること

アイデアは新しい組み合わせである

心の消化過程

つねにそれを考えていること

最後の段階

二、三の追記

解説―竹内 均

訳者あとがき

■概要と解釈

いつもは章ごとに行うのですが、この本は薄いため全体を通した概要を記します。

まずアイデアをつくるにあたって原理が2つあります。その2つは、

  1. アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ
  2. 1を導く才能は、事物の関連性をみつけ出す才能に依存することが大きい

になります。

またアイデアをつくり出すためには心の技術が必要となり、それは5つの段階を経過して働きます。

この本は、この5つの段階についての説明が大半を占めています。

それでは、この5つの段階がどんな段階かを簡単に記していきます。

パズルピース

まず第1段階は資料を収集することです。そして集めるべき資料は特殊資料と一般的資料の2種類あります。

第2段階が、集めてきた資料を咀嚼(そしゃく)する段階です。著者はアイデアをつくる過程を心の消化過程と例え、この2段階は消化する食べ物を咀嚼するのと同じような段階と言っています。

第2段階をやり遂げると第3段階に入ります。この段階では、直接的にはなんの努力もせずに問題を放棄します。つまり問題を無意識の心に移し私たちが眠っている間にそれが勝手にはたらくのにまかせておくということです。

そして第4段階です。この段階は、実際にアイデアが訪れる段階になります。この段階では私たちが何かを能動的にすることはなく、3段階目までできていれば自然とアイデアが訪れるということになるのです。ふいにアイデアがふってくるようなものですね。

最後に第5段階です。アイデア作成過程を完結するために通り過ぎねばならないもう一つの段階です。4段階までで生まれたアイデアに対して、実際に力を発揮させるために忍耐強く、具体化し、展開させるといった種々たくさんな手をそれに加えることです。これによって現実の過酷な条件や世知辛さに適応させていきます。

その後、追記として一般的資料を集めるために効果的なことが2つあると言っています。ひとつは直接的、間接的を問わず経験を広めること。もうひとつは言葉をマスターする(語彙を増やす)ことです。

以上で本文の内容は終わりになります。

解説、訳者あとがきでは、解説者の竹内均氏、訳者の今井茂雄氏が記しています。それぞれ学者、広告業界ならではの視点で書かれています。

■本から学んだこと・感想

「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ」というのは、ご存知でしたでしょうか?

私は、これについては知っていましたが、具体的にどのように生み出すのか?とは考えたことがありませんでした。

アイデアはよく”ひらめく”という言葉を使います。ひらめくとは、考えや思いが瞬間的に思い浮かぶという意味です。ひらめくことは自然に起こることで、それをコントロールできるとも思っていませんでした。そのように考えている人は少なくないでしょう。

しかし、この本を読むことでそのひらめきを意図的につくり出すことが可能であることがわかりました。

それともう一つ、新しい気付きがありました。それは第5段階です。

これまでもいろいろとアイデアを思いつくことは有りましたが、そのまま何もせずにいたことがほとんどでした。この本では、主にアイデアの生み出し方について書かれていますが、この第5段階だけはその後について書かれています。そして、これも含めて「アイデアのつくり方」なので、ひらめいて終わりにはしないようにすべきですね。

ビジネス書のような本には様々な内容が詰まっていますが、その中で本当に自分に必要なものはそれほど多くないものです。その点、この「アイデアのつくり方」はシンプルだからこそ、必要なものがはっきりわかります。

気楽に読める一冊で、これからの時代に必要なスキルだと思うので、まずは一度読んでみてはいかがでしょうか。

 

あなたの勉強法は間違ってる?効率よく勉強するためのおすすめ本

超効率勉強法

学校での勉強はもちろんのこと、社会人になっても仕事で覚えるべきことや資格取得のための勉強など、人生では様々な学びが必要です。

しかし時間は無限にあるわけではありません。

どうせなら効率よく勉強したいものですね。

というわけで、今回紹介する本は、メンタリストDaiGoさんの超効率勉強法です。

「やってはいけない勉強法」と「本当に使える勉強法」とはどんな勉強法なのでしょうか?

最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法

著者:メンタリストDaiGo

■本について

読んだきっかけ:私自身の資格取得の勉強のためや、人に勉強を教えることもしているので、より短時間で効率的に勉強をしたかったために勉強法の勉強をしようと思い手に取りました。
また、この本の発行以前よりDaiGoさんの科学を元にした方法が自分に合っていると感じ、勉強法についての本を出されると知り、購入しました。

所要時間:約2時間30分(297ページ、通し読み)

評価;★★★★★

発行日:2019年3月19日(Gakken)

※所要時間、評価は、筆者の個人的な感覚です。

■こんな人におすすめ

  • 今、何かしら勉強をしている
  • 少しでも効率よく学習の成果を出したい
  • 時間を無駄にしたくない
  • 勉強を教える仕事をしている
  • 今より良くなるために学び続けている

■著者について

メンタリストDaigo

慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。人の心をつくることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。

英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして数百のTV番組に出演。その後、活動をビジネスおよびアカデミックな方向へと転換し、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動中。

日々インプットした膨大な情報・スキルを独自の勉強法で体得し、驚異的な成果をあげ続けている。

著書は累計300万部、『人生を思い通りに操る 片づけの心理法則』、『天才脳をつくる!メンタルナゾトキ(松丸亮吾と共著)』ほかヒット作多数。

 

■本の目次

第1章 やってはいけない!7つの勉強法

間違った学習システム」から脱却せよ

科学的に効率が悪い7つの勉強法

非効率勉強法1 ハイライトまたはアンダーライン
非効率勉強法2 語呂合わせ
非効率勉強法3 テキストの要約
非効率勉強法4 テキストの再読
非効率勉強法5 集中学習
非効率勉強法6 自分の学習スタイルに合わせる
非効率勉強法7 忘れる前に復習する

第2章 「超効率勉強法」の基本

使える勉強法に共通する「たった1つのポイント」とは?

DaiGo式・2つのアクティブラーニング

DaiGo式・アクティブラーニング1 想起
 想起テク1 クイズ化
 想起テク2 分散学習
 想起テク3 チャンク化

DaiGo式・アクティブラーニング2 再言語化
 再言語化テク1 自己解説
 再言語化テク2 ティーチング・テクニック
 再言語化テク3 イメージング

第3章 学習効果を激しく高める!「勉強前」7つのテクニック

結果を出したければ、準備に時間をかけろ

準備テク1 自己超越目標を持つ
準備テク2 知っていることを書き出す
準備テク3 好奇心を刺激する
準備テク4 音楽を正しく使う
準備テク5 戦略的リソース利用法
準備テク6 自然の力で集中力を倍にする
準備テク7 ピアプレッシャーでやる気を出す

第4章 記憶の残り方が変わる!「勉強後」5つのテクニック

成績のいい人は、勉強後に脳を使わない

緩和テク1 報酬つきの昼寝
緩和テク2 睡眠の効果を最大まで引き出す
緩和テク3 運動で記憶を定着させる
緩和テク4 マインドフルネス瞑想
緩和テク5 クロノタイプに逆らわずに休む

第5章 上級者向け!勉強の効果をさらに高める7つの学習習慣

ハイレベルの結果を叩き出す「上級者」のやり方

上級テク1 ひとりごと学習
上級テク2 話しかけるつもり音読
上級テク3 マルチモーダル学習
上級テク4 ジェスチャー法
上級テク5 勉強中にも運動をする
上級テク6 苦手意識を消す
上級テク7 オーバーラーニング

第6章 才能の差は、こうして超えろ!地頭を良くする科学的トレーニング

努力で才能の差は超えられるのか?

地頭の土台づくり1 ワーキングメモリ
 1.運動
 2.テレビゲーム
 3.楽器
 4.筆記開示
 5.DNB

地頭の土台づくり2 マインドセット
 1.マインドセットを解説するメディアに触れる
 2.選択と戦略をほめる
 3.「努力は報われないもの」と認める
 4.失敗を学習のチャンスだと考える
 5.マインドセットをモニタリングする

参考文献

読書犬

■概要と解釈

目次を細かく記しましたので、それを見るだけで全体像やどうすれば良いのかかなりわかると思います。

役に立ちそうなことや伝えたいことはたくさんありますが、その中から筆者が特に実際に役立てていることを厳選してお伝えいたします。

詳しく知りたい方は本を購入していただき、ぜひ実践ください。

1章では科学的に間違った学習方法について説明されている

この章では、一般的に勉強方法として知られていますが、実際にはあまり効果のない勉強法について説明されています。とはいえ全く効果がないというわけではなく、要約などはコツをつかんでやらないと効果が出ないということです。

基本的にこれらの間違った学習法は「受け身」の学習法です。より効率よくおこなうには次の章にもありますが、「アクティブラーニング」が必要です。

第2章では超効率勉強法の基本としてアクティブラーニングの2つについて記されている

アクティブラーニングが効率的な学習法の基本と言いましたが、この章ではその具体的な方法として「想起」と「再言語化」について書かれています。

「想起」とは、簡単に言えば思い出すことです。物事を覚えたつもりになっていても人は基本的に忘れていきます。それを思い出しながら記憶に定着していくのです。

想起のパートでは、思い出しやすくする覚え方や、想起のテクニック、コツなどが書かれています。それらの中で特に大切だと思うことは分散学習です。復習は記憶に残すために効果がある学習法ですが、そのタイミングが大事だったりするのです。

「再言語化」は、どちらかというとアウトプットに近いところがあります。というよりもアウトプットを想定したインプットかもしれません。インプットしたものは自分の中で理解できていないとアウトプットできないので、よりアクティブに学ぶことにつながります。

3章では勉強前のテクニックとして集中力を高める方法が記されている

この章では勉強自体ではなく、勉強をする前の準備について書かれています。

この準備テクを実践することによって、モチベーションが上がり、脳の準備体操で集中力が高まり、自分のポテンシャルが高まります。

またこの準備テクの内のひとつである「戦略的リソース利用法」は、勉強だけでなくビジネスでも活用できます。

勉強の前に準備をすることなんてなかなかしないと思いますが、結果を出すためには準備にも時間をかけることが必要です。

4章では勉強後のテクニックで記憶に定着させる方法が記されている

この章は、3章とは逆で勉強後の5つのテクニックについて書かれています。

基本的には、勉強後には脳を使わないで休ませることが記憶の定着に必要です。昼寝や瞑想、軽い運動などで脳を休ませている間に記憶が定着していくのです。

5章ではさらに効果を高めるための学習方法について記されている

この章では上級者の学習習慣として、勉強中にひとり言を言ったり、運動をしたり、五感をフル活用した学習テクニックが述べられています。

これらは普段あまり勉強をしない人にとっては、なかなかとっつきにくいものです。そのためこれらは上級者のテクニックと書かれています。とはいえ「初級者がやってはいけない」というわけではなく、積極的にチャレンジしてみてくださいとも述べられています。

6章では地頭を良くするトレーニングとして勉強の効果の土台を強くする方法が記されている

この章では、勉強法という観点で見るとおまけのように感じました。

しかし、ここで述べられている「ワーキングメモリ」、「マインドセット」ともに勉強をする上で大切なことだと感じます。

ワーキングメモリというのは、コンピュータのメモリのようなもので、頭の中の処理能力です。これを高めると脳の作業スペースが広がります。

マインドセットは、心の中に根づく深い信念考え方です。このマインドセットは2種類あり、成長マインドセットと硬直マインドセットです。

硬直マインドセット=「人間の能力は生まれつき決まっていて変えられない」という考え方

成長マインドセット=「人間の能力は後から変えられる」という考え方

当然この成長マインドセットを持つと地頭が良くなり、勉強にも良い影響を与えます。さらにこれを持つと失敗を恐れなくなり、チャレンジ回数が増え、成功体験も自ずと増えて自信にもなっていきます。

これを身につけるために人間の能力は後から変えられるという動画を見るだけでも効果が表れるということです。

goodな親子

■本から学んだこと・感想

この本を読むと今まで良いものと思っていた勉強法が、それほど効果がないということが分かりました。

例えば、「テキストや本にラインを引く」ことや「勉強して忘れないうちに復習する」ことなど、今でも良いものとして当たり前に思っている人はたくさんいると思います。勉強法に限らず世間一般の常識というのは、必ずしも正しいものではなく間違いだらけということがわかるかと思います。

勉強法の内容としては、ただ「こうすればいい」と書かれているわけではなく、理由だったり実験を元にしたデータで結果が示されているので納得できます。

メンタリストDaiGoさんの本は、最新の科学を元に書かれているため説得力もあり、難しい内容を噛み砕かれて説明されているのでわかりやすいです。

筆者自身この勉強法を活用していますし、私が教える場合にもこの方法を活用させていただいています。様々なテクニックがあるので、始めからすべてを使う必要はないですが、気になるものを試し、結果を検証し、自分に合ったものを取り入れていくことをおすすめします。

仮に「何から始めればいいですか?」と問われるなら、6章に記されている成長マインドセットから始めてください。最後の章ですが、マインドセットはとても大切です。

最後にこの本を読んで、新しい知識や勉強についてのこれまでと違った観点を手に入れ、勉強することが嫌いだった人は苦手を克服したり、これまで勉強することに苦がない人でもさらに勉強に興味が湧き、楽しくできるようになるかもしれません。

 

 

氏名は使命!名前のことだまで人生が楽しくなる

ありがとう

今回紹介する本は、ひすいこうたろうさんと姓名判断師の山下弘司さんの共著である「人生が100倍楽しくなる名前セラピー」という本です。

本を選んだきっかけは、姓名判断をビジネスに役立てることはできないかと思い、そのために情報収集しようと思い、手に取った一冊です。

しかし読んでみると、この本は姓名判断ではなく「名前のことだま」について書かれている本でした。

名前にはその人の使命が宿っているというのです。きっかけは姓名判断でしたがとても興味深い内容でした。

あなたもこの本を読むときっと使命が見つかることでしょう!

人生が100倍楽しくなる名前セラピー

著者:ひすいこたろう
山下弘司

 

■本について

選んだきっかけ:手軽にできる占いなどで何が良いか探しているときに見つけ、面白そうだと思い購入しました。

所要時間:約2時間30分(207ページ)

評価;★★★★☆

発行日:2009年7月31日(毎日コミュニケーションズ)

※所要時間、評価は、筆者の個人的な感覚です。

■こんな人におすすめ

  • 占いが好き
  • 自分の名前について深く知りたい
  • 名前を付ける必要がある
  • 相性を知りたい
  • 自分の使命を見つけたい

■著者について

ひすいこたろう

作家&漢字セラピスト。『3秒でハッピーになる名言セラピー』がディスカバーMESSAGEBOOK大賞で特別賞を受賞し、ベストセラーに。
その他『HAPPY名語録』『心にズドン!と響く運命の言葉』『五つ星のしあわせ 漢字セラピー』「ココロの教科書」など著書多数。
「人は言葉で生まれ変わることができる」と、一瞬で視点が切り替わる名言を追求し、毎日メールマガジンを配信中。

山下弘司

ことだま教師&命名言霊学協会代表。福岡県生まれ。名古屋市在住。
日本の知恵「言霊」を基本にして人が幸せになる「名前のことだま(命名言霊学)」を2001年に独自に開発。現在全国に講座などを通して普及展開中。
「氏名は使命」「改名から解明へ」「転職から天職へ」が「名前のことだま」で伝えたいこと。

■本の目次

《はじめに》名前に隠された秘密の暗号

はじまりの 名前を好きになると運命が変わる! byこたろう

第1章 「名前のことだま」で幸せになる

第2章 知らなかった!名づけの不思議

第3章 あなたの名前から使命を見出そう

第4章 「名前のことだま」で出会いが100倍楽しくなる

第5章 ことだまの力をパワーアップさせる方法

おわりの 名前はあなたの天使 byこたろう

《おわりに》愛しい人の名前を呼んであげましょう

ふろく「名前のことだま」50音一覧表

■概要と解釈

本の概要と私の解釈を章ごとにまとめました。

まず始めに、ひすいこたろうさんからのメッセージで、

「自分の名前が好きになるとモテるようになる」「名前とは親から最初にもらう最高のプレゼント」ということを伝えています。

1章では、ことだまの意味や力について書かれている

1章では、名前やそれぞれの音について説明されています。

50音ひとつひとつに意味があり、それが名前に影響を与えています。そのため名前を解き明かすことで、その人の役割、使命がわかるのです。

ちなみに名前には悪い名前はないということも書かれています。

特に名前について深く知るために必要なことは、「ひとつひとつの音に表と裏の働きがある」ということです。

例えば「あ」について示すと、表の働きは「新しい展開」「希望」で、裏の働きは「新しくないとすぐ飽きる」「失望・落胆させる」というものです。

そして、表の働きを出すためには①時間のゆとり、②お金のゆとり、③心のゆとりが必要です。

さらに、様々なパターンでの名前の働きについて書かれています。

2章では名づけについて書かれている

名前は時代を映す鏡ということで、過去の名前のランキングやその時代はどんなことを表していたかということが書かれています。

さらに名付けについて、読めない名前の人はどのような宿命をもっているか、また家系について、祖父母が名付けに関わると運が良くなるといったことが書かれています。

ほかにも屋号やペットの命名の仕方があったりと、これから名前を付ける必要がある人には参考になると思います。

名前を書いてください

3章では名前のひも解き方が書かれている

ここからがこの本のメインの内容と言えるでしょう。

まずは初級編ということで、名前の先頭の音に注目することから始めます。

先頭の文字がその人の最も大きな役割を果たします。そのため、最初はそれだけ注目すれば良いということです。

それに慣れてくると、その後は上級編ということで、2番め、3番めの音についても知ってみることです。

それでは、本の中身を少し解説しちゃいましょう。

名前は先頭の音が「花」、そして「土」、「実」と3つの働きを持っています。

始まりの音である「花」が最も相手に大きな影響を与える音で、その人の使命の核となることだまです。

そして「土」が花を咲かせるための土台となります。この「土」が本人が幸せになるための幸せポイントです。

「実」は土と花が完成した後にもたらされる成果となります。

「花」は始めの音ですが、「土」と「実」は文字数によって変わってきます。

この章では、これらの他に「が」や「だ」などの濁音や「っ」「ょ」などの促音の意味も書かれています。

4章では出会いや相手についてのことだまが書かれている

これまでは自分だけで完結する内容でしたが、この章では名前が相手に対してどのような意味を持つのかということが書かれています。

結論をいえば、「使命」というものは相手に対して自分ができることなので、自分の名前は相手のためにあるということです。

そして、逆に言えば相手の名前は自分のためにあるということなのです。

著者は、「出会いは単なる偶然ではなく、自分にとっての未来を表す貴重なメッセージを伝えてくれるもの」と言っています。

ほかにも簡単に名前で相性がわかる方法も書かれています。

5章ではことだまの力をパワーアップさせる方法として名前を呼ぶことの大切さが書かれている

この章では名前を呼ぶことの大切さと、後半では「幸運を呼び込むことだま集」というものが書かれています。

名前を呼ぶことはなぜ大切かというと、声には力があり、名前を大事な人から呼ばれると活性化して、ことだまが動き出すからです。

大事な人から名前をたくさん呼んでもらった人は、不思議と名前のことだまの働きが活性化してきます。

ですから、大事だと思う人には、ぜひ名前を呼んであげましょう。

「幸運を呼び込むことだま集」では、ストレス解消や運気を上げるもの、目標やお金に関することだまなどが書かれています。

例えば「ありがとう」は希望が出てくることだまとして運気が上がることだまです。

最後に「あとがき」と「ふろく」がついている

【おわりの】として、著者のひすいこたろうさんからのあとがきのようなメッセージが書かれています。

それによると、

名前はあなたが最初にもらうプレゼント

名前には自分が相手に対してできることが書かれている
↓↓
あなたは必要とされて、この世界に生まれてきたということ

これがひすいさんが伝えたいことだと分かります。

そして、巻末ふろくとして、「名前のことだま」50音一覧表が載っています。

これは50音それぞれについて、ことだまの意味と表の働き、裏の働きが書かれています。

■本から学んだこと・感想

そもそもこの本を読むまでは、姓名判断は知っていましたが、名前のことだまや言葉一文字一文字の意味について考えたことはありませんでした。

しかしこの本を読むことで、名前や一文字一文字の意味や働きを知り、また名前の大切さを感じ、名前を大事にしようと思えるようになりました。

また、いままで出会ってきた人の名前や今後関わることになる人の名前からどんな性格なのか。その人が困っていたり悩んでいるときに、この本を参考にしてアドバイスすることができました。

さらに、私自身も悩んだり迷ったりしたときに、自分の名前をことだまを参考にして指針を決めることができました。

というわけで、なかなか興味深く読むことができました。

この本を読む前と呼んだ後では、名前に対する注目の仕方が変わりました。特に、出会った人の下の名前も気にするようになりました。

この本の題名にもあるように、名前のことだまを知ることで人生が楽しくなると思います。

とはいえ、さすがに100倍は言い過ぎと思いますが・・・

 

上で紹介したのは文庫版になります。内容は同じですが、元の本はこちら

仮説・検証のプロセスで問題解決のスピードが速くなる!?『仮説思考』を紹介します

考える赤ちゃん
  • 雨の日は外に出かけるのが嫌だからレストランはすいているのではないか。
  • 高速道路が渋滞しているなら下道の方が速く着けるのではないか。

このようなことを考えたことはありませんか?

このような思考を【仮説思考】と言います。

「仮説思考を使うぞ」と意識していなくても、このように普段から仮説を立てて考えていることはあると思います。

この【仮説思考】を仕事やプライベートで意識的に使い、問題解決のスピードを飛躍的に向上させる。そのための方法が書かれた本を紹介します。

この記事を読んだだけでも仮説思考についてより詳しく理解でき、以前より仮説思考力が高まるようになるでしょう。

 

仮説思考

著者:内田和成

■本について

読んだきっかけ:知ったきっかけは、以前に読んだ本「鬼速PDCA」の中で紹介されていたことです。この鬼速PDCAはぜひ活用し続けたいと思えるような内容だった為、この本の原点とも言える「仮説思考」をぜひ読んでみたいと思い手に取りました。

所要時間:約3時間30分(236ページ、精読)

評価;★★★☆☆

発行日:2006年3月31日(東洋経済新報社)

※所要時間、評価は、筆者の個人的な感覚です。

■こんな人におすすめ

  • 心配性でなかなか行動できない
  • 情報を集めることが好きな人
  • 仕事のスピードを高めたい
  • 仕事の効率を高めたい
  • 仕事以外のプライベートでも成果を出したい
  • リーダーとして力不足を感じている

■著者について

内田和成(ウチダ カズナリ)

ボストン コンサルティング グループ シニア・ヴァイス・プレジデント、ディレクター。2000年6月から2004年12月まで日本代表を務める。東京大学工学部卒。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。早稲田大学商学学術院教授。

ハイテク、情報通信サービス、自動車業界を中心に、マーケティング戦略、新規事業戦略、中長期戦略、グローバル戦略等の策定・実行支援プロジェクトを数多く経験。

著書に、『デコンストラクション経営革命―ビジネスの興廃を制する』(日本能率協会マネジメントセンター, 1998年)、『eエコノミーの企業戦略―日本企業復活・30のヒント』(PHP研究所, 2000年)、『「量」の経営から、「質」の経営へ―転換をどう進めるか』(東洋経済新報社, 2003年)、『論点思考』(東洋経済新報社 ,2010年)などがある。

■本の目次

序章 仮説思考とは何か

  • 情報が多ければ正しい意思決定ができる?
  • 早い段階で仮説をもてばうまくいく
  • 現時点で「最も答えに近い」と思われる答え
  • 仮説思考を身につけるために

第1章 まず、仮説ありき

  1. なぜ仮説思考が必要なのか
  2. 先見力と決断力を支える
  3. 情報は集めるよりも捨てるのが大事
  4. 大きなストーリーが描けるようになる

第2章 仮説を使う

  1. 仮説をもって問題発見・解決に当たる
  2. 仮説・検証のプロセスを繰り返す
  3. 仕事の全体構成を見通す
  4. 人を動かすのに必要な大局観

第3章 仮説を立てる

  1. コンサルタントが仮説を思いつく瞬間
  2. 分析結果から仮説を立てる
  3. インタビューから仮説を立てる
  4. 仮説構築のためのインタビュー技術
  5. 仮説を立てるための頭の使い方
  6. よい仮説の条件―悪い仮説とどこが違う?
  7. 仮説を構造化する

第4章 仮説を検証する

  1. 実験による検証
  2. ディスカッションによる検証
  3. 分析による検証
  4. 定量分析の基本技

第5章 仮説思考力を高める

  1. よい仮説は経験に裏打ちされた直感から生まれる
  2. 日常生活の中で訓練を繰り返す
  3. 実際の仕事の中で訓練する
  4. 失敗をおそれるな―知的タフネスを高める

終章 本書のまとめ

  • 仮説の効用―仕事が速くなる、質が上がる
  • 気持ち悪くても結論から考える
  • 失敗から学ぶ―間違ってもやり直せばよい
  • 身近な同僚・上司・家族・友人を練習台にする
  • 枝葉ではなく幹が描ける人間になろう

あとがき

参考文献

■概要と解釈

ここからは、読んだ中で特に心に残ったことや大切だと思う内容をまとめてみました。

~~~~~~

まず、この本では1章の第一文で仮説思考についてこのように定義しています。

仮説思考とは、物事を答えから考えることだ。ベストな解を最短で探す方法ともいえる。

つまり、仮説思考をすることにより、問題解決のスピードが格段に速くなるということです。

とはいえ、このように言われただけだとすぐには納得することは難しいと思います。しかし、この本を読み進めていくことで、仮説思考の効果やメリットがわかってきました。

それでは、実際に章ごとにどのようなことが述べられているのか、概要を書いていきます。

1章では仮説思考のメリットについて例を用いて説明され、また仮説思考とは反対の概念である「網羅思考」のデメリットについて書かれている

 そもそもビジネスパーソンにとって大切な能力は先見性・決断力・行動力の3つです。

この中で、先見性と決断力については仮説思考と密接な関係があります。先行き不透明なビジネスの世界において、それでもわかり得る範囲で仮説を立て、意思決定していくこと、つまり仮説思考が必要ということです。

 仮説思考が用いられた例として、1993年に行われたサッカーワールドカップ・アメリカ大会アジア予選で、監督として日本代表チームを率いたハンス・オフト監督の「オフト・マジック」について。また、プロ棋士、羽生善治の意思決定に仮説思考を用いられていたということです。

 そして、仮説思考とは反対の概念として「網羅思考」があります。

網羅思考とは、考え得るさまざまな局面から調査・分析を行い、その結果をベースに結論を組み立てることです。

 網羅思考も一見良さそうには思えますが、さまざまなデメリットがあります。

まず、情報が多すぎると意思決定は遅くなるということです。

情報を集めること自体が悪いことではなく、闇雲に情報収集することが間違いで、新たな情報を求めて選択肢が増えてしまったり、知らなかった新事実が出てきたりして、グズグズしたまま意思決定できなくなってしまることになります。

迅速な意思決定のためには、いまある選択肢をいかに絞り込むかという視点で情報収集すべきです。

ちなみに序章で仕事ができる人と遅い人の違いが書かれていました。

仕事ができる人は、人より答えを出すのが早い、つまり早い段階で仮説をもつことで、スムーズに仕事を進めていける人です。

逆に、仕事が遅い人の特徴は、たくさんの情報を集めたがり、情報がたくさんないと意思決定できない人です。

 また、興味深い例が載っていました。

それは、実験する前に論文を書いたという話です。

権威のある免疫学の先生が若かった頃の話ですが、まず論文=結論を書いてから実験をすることで、期待通りの結果が出なかったときでも、その実験は無駄にはならないのです。

そしてはっきりと結果を出せるまでのスピードも上がり、競争にも勝つ方法だということです。

ただし、これは全ての人がこのようにやったほうが良いというわけではなく、経験と実績を積み重ねた上でできるものだと思います。

時計

 次に、間違った仮説を立てたときに仮説思考は時間がかかるのではないかという疑問があります。

著者は、仮説が大きくずれていた場合には、早い段階で間違いに気づくことができ、もともとの仮説が否定される段階で、新しい仮説の芽が発見されていることが多いので、大したロスにはならないと言っています。

また、もっと小さな仮説の間違いはしょっちゅうあるが、それでも網羅的なアプローチより仮説思考の方が早いと断言しています。

さらに、網羅的なアプローチだと浅い分析にならざるを得ない上に、重要な論点もそうでない論点も同じレベルの分析になるのに対し、仮説思考のほうが、問題の本質に迫れる可能性が高く、質が高いものができると言っています。

2章では仮説思考の具体的な使い方が、たくさんの事例と共に紹介されている

2章では順に、

  1. 問題発見・問題解決における仮説思考
  2. 仮説→実験→検証の繰り返しの事例や効果
  3. 全体のストーリーと構成のための仮説思考の使い方
  4. プレゼンなどによる人の心を動かすための仮説思考の使い方

という内容が書かれています。

問題発見・問題解決における仮設思考では、可能性の高い仮説を立て、それを絞り込むということです。

そして、問題を発見したら、具体的な問題解決のための仮説を立てます。そして、さらに立てた仮説を絞り込んでいきます。

また、別の手段として、仮説・検証のプロセスのプロセスを繰り返すことも言っています。

これは、セブンイレブンが例として取り上げられ、商品の陳列方法など、毎日繰り返し仮説と検証をしていることが述べられています。

他にも、具体的に化粧品の売上打開策や加工食品の競争戦略に対する使い方として、仮説思考を大局的に見る方法が解説されています。

この大局観は人を動かすにも重要ということで、仮説思考でプレゼンを作る方法が紹介されています。

3章では実際に仮説を立てるための考え方や頭の使い方が述べられている

コンサルタントが仮説を思いつく順番として、1位がインタビュー中、2位がディスカッション、3位が突然ひらめく、4位がじっくり考えている時に仮説を思いついています。

このように、仮説の立て方は人それぞれです。

この章で紹介されているのは、まず分析結果から仮説を立てる方法です。

一般の人は問題解決に当たり9割を分析に頼るのに対し、仮説思考型の人は2割り程度しか頼りません。むしろ分析に着手する前に仮説を立てています。

次にインタビューから仮説を立てる方法です。

この方法では、いかにきちんとしたインタビューを行えるかが重要です。

効果的なインタビューとは、まず業界の理解や、問題点の発見、仮説を構築するといった目的を定め、深く掘り下げたインタビューをすることで仮説を進化させていくことができます。

そして、仮説を立て方としてヒラメキについて述べられています。

「ヒラメキ」を意図的に生むための頭の使い方として、一言で言えば幅広く考えるということです。

幅広く考えるということは以下のような考え方を持つことです。

  1. 反対側から見る
  2. 両極端に振って考える
  3. ゼロベースで考える
    1. 顧客・消費者の視点
    2. 現場の視点
    3. 競争相手の視点

3章の最後では、良い仮説についてと仮説の構造化について述べられています。

間違っていたから悪い仮説というわけではなく、良い仮説の条件とは、

  1. 掘り下げられている
  2. アクションに結びつく

ということです。

良い仮説を立てることで、問題発見が早くなり、解決策が早く立てられ、解決策が絞り込むことができます。

仮説の構造化することは、問題を明確にしたり、絞り込むことに役立ちます。

4章では実験・ディスカッション・分析の3つについて、仮説による検証について述べている

まず実験の検証について、実際に行われた例を元に検証方法が述べられています。

いわゆるテストマーケティングですが、これをするためにはある程度の企業体力が必要です。

また実験による検証は、向き不向きがあり、大きな意思決定が必要なものや多額の開発費がかかるようなものは向きません。

次にディスカッションによる検証ですが、そもそもディスカッションは仮説を構築する時、検証する時、進化させる時の場合において有効な手段で、仮説思考の基本スキルです。

自分が出した仮説を自分で検証するより他者との対話で検証するほうが時間もかからず楽なことが多いです。

ディスカッションに関して、社内などの身内の中で行うときは、恥を恐れず思い切って考えをぶつけることが大切です。逆に顧客に対して仮説をぶつけるときは、十分に分析をした後にしましょう。

分析による検証を行う際には、緻密は分析は必要ありません。むしろ簡単に最小限の分析で検証すべきです。
クイック&ダーティーが基本です。

分析を行う目的は次の3つです。

  1. 問題を発見する
  2. 相手を説得する
  3. 自分を納得させる

分析の場合も、まずは仮説ありきです。

また分析方法について、特に定量分析の基本技が説明されています。

前述した「鬼速PDCA」にも書かれていた、因数分解による分析もここで説明されています。

分析

5章では仮説思考力を高めるためのトレーニング方法が述べられている

5章は「仮説思考力を高める」ということで、まず最初に「経験に裏打ちされた直感から生まれる」とあります。

少ない情報で仮説を立てるには経験を重ねるしかない。そのためのトレーニング方法は次の2つです。

  • トレーニング1 So What ? を常に考える
  • トレーニング2 なぜを繰り返す

So What ? とは、「だから何?」ということです。身の回りでなにか起きたとき、それが意味することは?と考え続けることです。

なぜを繰り返すことは、トヨタ生産方式と同じく、最低5回はなぜを繰り返すことです。

これらを日常的に行うことで、仮説思考力が磨かれていきます。

さらに、仕事の場だけでなく日常生活の中でも仮説思考の訓練を繰り返すことや、実際の仕事で訓練することも仮説思考力を高めるために有効です。

5章の最後では、「失敗を恐れるな」という精神論が述べられています。

仮説思考力を高めるためには様々な経験が必要で、ビジネス経験が浅いときには、どんどん仮説を立てて試行錯誤して、失敗することが大切だということです。

著者は、ここで「大いに失敗して欲しい」とまで言っています。

あきらめず、失敗をおそれず仮説を構築し、検証し、進化させることを何度も繰り返すことで、仮説の精度は高まり、問題解決のスピードが速くなります。

終章では、本書のまとめとして著者が伝えたいことが13ページにまとまっている

この章ではこれまでのまとめが書かれていますが、本に終章としてまとめが書かれているのは珍しいと思います。

内容は、これまでの内容がまとまっていますが、それとともに著者が伝えたいだろうと思う内容になっています。

もしこの本を短時間で理解したいなら、この章を読むことをおすすめします。

■本から学んだこと

仮説思考というものについて、これまで意識していませんでしたが、この本を読んで知らずに使っていたんだなと思いました。

とはいえ精度が高いものではなく、仮説思考力を高めようとして使っていたことでもなかったため、進歩はほとんど無かったのではないでしょうか。

また、これまでは仮説思考より網羅思考型の考え方をしていたことが分かりました。というのも情報を多く集めることでより正確でよい結論が出せるのではないかという思いがあり、無駄に情報収集に取り組む機会が多かったです。

ちなみに網羅思考は、頭の良い人が多い企業、特に伝統的大企業ほど多いのは納得できました。

仮説思考というのは、思うに考え方の癖のようなものだと感じます。

癖なので、最初はできなくても使い続けることでだんだんと身についていき、またそれに伴って精度が高まってくるのだと思います。

それと仮説思考に関わらず大切なことが、5章や終章で述べられていた、失敗を恐れずチャレンジするということです。

これは、仮説思考力を高めるだけでなく人生において得るものが大きく大切なことです。

子供の頃は、怖いもの知らずにいろいろとチャレンジをしていたけれど、大人になるとだんだん守りに入ってチャレンジをしなくなります。

しかし、そこで勇気を持って失敗をおそれずチャレンジして、そしてどんどん失敗し、改善することで仮説思考力が高まり、問題解決能力や仕事のスピードが速くなります。

以上よりこの本で特に私の学びになったことをまとめると

  • 網羅思考より仮説思考のほうが様々なメリットがある
  • 仮説から考え、実験→検証することで精度を高める
  • 失敗をおそれず仮説思考を元にチャレンジし、失敗することが大切

です。

あなたもぜひ仮説思考を使ってみてください。

相手に合わせて作る一番化。そして一番を習慣に!『まずは一番になりなさい』2

まずは一番になりなさい

あなたは今現在、何かで一番だといえますか?

一番を目指していますか?

一番になりたいでしょうか?

一番になるとどんな気持ちがするでしょうか?

 

少しでも「一番になりたい」「一番になれたらいいな」という気持ちがあるなら、一度内容を見てみてください。
あなたにも十分可能性はあります。

 

この記事は【あなたも社内で一番になれることがある!小さな習慣からが大事!『まずは一番になりなさい』1】の続きです。

 

※現在10000冊プロジェクトというものに参加中です。

10000冊プロジェクトでは、1年間に100冊の本を読み、それをアウトプットすることを目標としています。
⇒【10000冊プロジェクト】

 

『小さなことでいいから、まずは一番になりなさい。』

著者:髙田稔

■本について

発行日:2012年9月3日

評価:★★★☆☆ (所要時間:1時間20分)

読破冊数:17冊/100冊

■こんな人におすすめ

  • 仕事で成果を出したい
  • 仕事を楽しみたい
  • 人生を楽しみたい
  • 好きなことで生きていきたい
  • 一番になりたい

 

■概要

CHAPTER1では、小さなことでいいから、とにかく「一番」を目指すという内容で、小さな一番を達成することで、プラスのサイクルがまわりはじめるということをお伝えしました。

そして、CHAPTER2では、小さな一番を達成した後に大きな一番を達成するための、「自分の強み」を発見する方法を紹介しました。

 

そして、CHAPTER3について紹介していきます。

CHAPTER3 相手にマッチングする「一番」をつくりなさい

ここまでで出てきた「小さな一番」は、あくまでも成果を出すための入り口にすぎません。営業マンであれば、売上成績のアップにつなげて、いずれはトップセールスという大きな一番へとつなげていく必要があります。

「小さな一番」をきっかけに「大きな一番」をつかむうえで大切なのは、「自分の強み」と「相手のニーズ」とをマッチングさせること。

つまり、

「自分の強み」✕「相手のニーズ」=成果(大きな一番)

 

自分の強みとは、いわば競合との差別化。マーケティング用語で言えばUSP(Unique Selling Proposition)を確立することです。

ビジネスは、自分自身や商品・サービスを認知してもらうことからはじまります。何はともあれ、存在を知ってもらわなければ、買ってもらうことはできません。

もちろん、「相手のニーズ」を探る活動も重要です。

これを怠って良いわけではありませんが、「自分の強み」を明確にし、それをアピールできれば、「相手のニーズ」を探るプロセスを大幅に短縮できます。

それでは、どのように「自分の強み」をアピールすればいいのでしょうか?

それは、「旗」を立てるということです。

「自分の強みは、これです」と「旗」を立てなければ、どんなにすぐれた能力をもっていても、成果には直結しません。

近年は、インターネットのおかげで旗を立てやすくなっています。ブログやFacebook、ツイッターなどソーシャルメディアが盛んで、これらは個人で「旗」を掲げるうえで強力な武器となります。

これをするうえでポイントがあります。それは、情報を絞るということです。

積極的に絞り込んだ情報を継続的に発信していけば、「あの人は、〇〇に詳しい専門家だ」というイメージが定着し、自分の強みの「旗」を掲げられます。

「〇〇といえば、××さん」というような強みのもとで存在感を出して「旗」を高く掲げれば、認知してもらうことができます。

フラッグ

インターネットの世界には「AISAS」というマーケティング用語があります。

A (Attention:注意)
I (Interest:興味)
S (Search:検索)
A (Action:購買)
S (Share:共有)

現在、ソーシャルメディアがビジネスにおいて重要なツールになっているのは、とくに「Share」(共有)の部分の役割を担っているからです。自分が直接、情報発信をしなくても、情報が多くの人に拡散され、共有されていきます。

たとえ職場のオフィスだとしても、その中は人間関係によって成り立っているので、ソーシャルメディア上よりも広く、密度の濃い評判が独り歩きしていきます。

組み合わせで一番をめざす

自分一人の力だけでは、相手が抱える問題を解決できないケースが多くあります。とくに、まだ経験が浅いビジネスパーソンは、相手のニーズを完全に満たすような強みを発揮するのは難しいでしょう。

そのようなときは、「組み合わせで一番をめざす」という方法が有効です。

すべての仕事で100点をめざそうとしなくてもかまいません。自分が60点の仕事しかできなくても、同じく60点の人と組めば、120点の仕事ができます。複数で仕事をすると相乗効果があるので、120点以上の仕事になるかもしれません。

 

さらに、弱みを引き上げるより、強みをさらに伸ばすことも有効です。

マルチプレイヤーをめざすより、一芸に秀でることが必要です。

今は、個人も「選択と集中」の視点で、仕事に取り組む時代なのです。

 

CHAPTER4 自分の「一番」を活かす習慣を身につけなさい

弱みを逆手にとる

仕事で成果が出ない人、うまく言っていない人は、ついマイナス思考に陥り、「自分はダメだ」と思い込んでしまいます。

しかし、視点をかえれば、弱みだと思いこんでいることを、強みに変えられることがあります。

つまり、「ダメな自分だからこそ、できることがある」ということです。

また、自分が思い込んでいる自分自身と、まわりの人が見ている自分とはまったくイメージが異なるケースがあります。

たとえば、自分は「仕事が遅い」と思っていても、まわりの人からは「仕事が丁寧だ」と思われていたり、自分が「クリエイティブな能力がない」と思っていても、まわりの人からは「実務家で、確実に仕事をこなす」というようなことです。

 

一番の人のマネをする

一番化の近道のひとつは、一番の人をマネすることです。そして、一番の人をマネするときは、「行動」だけでなく、「思考」からマネしてください。

つまり、「何をしているか」ではなく、「どういう考え方で仕事をしているか」に注目するのです。

 

そして、ここからは多くのビジネス書などに書かれていることが、書かれていましたのでざっと紹介していきます。

著者の私は、本やセミナーなどで何度も目にしたり、聞いたりする内容でした。つまり大事なことだということです。

24時間以内に小さな行動を起こしなさい

一番化に失敗しても失うものはないです。つまり、小さな一番をめざすことに、リスクなどひとつも存在しないのです。

つまり、これをやろうと決めたら、24時間以内になんらかの行動を起こすというノルマを自分に課すということです。これを心がけることで、一番化戦略にもスピード感が生まれます。

具体的な目標を設定する

目標は、20%増の目標で、大きすぎず、小さすぎず、具体的な数値目標を設定するということです。

集中する時間をつくる

これはあまり聞かないですが、どういうことかと言うと、「やる気が出ない」「挫折しそう」というときに、「短時間で集中的に一番化の行動をする」こと。つまり、集中する時間をつくるのです。

「一番になる」と宣言する

人生はセルフイメージで決まるということです。つまり、「自分は将来こうなりたい」という姿を強くイメージすればするほど、現実の人生もそのイメージに近づいていきます。

一番化の目標を宣言すると、適度なプレッシャーがかかり、簡単にはやめられなくなります。また、人は頑張っている姿を見ると応援したくなるものです。

 

■この本で学んだこと

まず「一番になる」ということについて、ハードルが高いと思っていましたが、この本を読むと「そんなことでいいんだ!」と思えるようになりました。

そして、小さな一番になることで、プラスのサイクルが回りだし、様々な恩恵を受けることができるということに、この本を読み進める中で納得できました。

そして、その小さな一番から始まって大きな一番を達成するためにどのような過程を踏めばよいのかということが、この本を読むなかで分かります。

自分の好きなことや得意なことの見つけ方。相手のニーズに合わせた一番。そしてどのように習慣としていくのか。ということが学べました。

私が必要だと思えたことは、まずは小さな一番を達成するためにすぐ行動するということですね。

 

■目次

はじめに

CHAPTER1 小さなことでいいから、まずは「一番」をめざしなさい

CHAPTER2 自分の強みで「一番」をめざしなさい

CHAPTER3 相手にマッチングする「一番」をつくりなさい

CHAPTER4 自分の「一番」を活かす習慣を身につけなさい

おわりに

 

考え方が180度変わる!?『なぜかまわりに助けられる人の心理術』1~概要編~

なぜかまわりに助けられる人の心理術

自分一人で頑張っていませんか?

なんでも自分で背負い込んでいませんか?

人を助けるのは好きだけど、まわりから助けられるのは苦手ではありませんか?

 

これらは、私がやっていたことです。

しかし、自分一人でできることは限られています。

そこで、もっと人の力を借りられるようになりたいと思い手にとった本です。

 

考え方が180度変わる!?『なぜかまわりに助けられる人の心理術』2~内容編~】も合わせてご覧いただくとより理解できるでしょう。

『なぜかまわりに助けられる人の心理術』

著者:DaiGO(メンタリスト)

■本について

発行日:2015年8月21日

評価:★★★★☆ (所要時間:1時間15分)

 

■こんな人におすすめ

  • なんでも自分でやりたくなる方
  • 人に頼むことが苦手な方
  • もっと人の力を借りたいと思う方
  • 部下を持つ経営者
  • チームに所属する人
  • 人から好かれたい方

 

■概要

 
 

この本は、「やってあげる」「尽くす」「相手のために頑張る」ということが、相手に好かれることだと思っている人、また、ついこのようなことをしてしまう人のために書かれている本です。

日本人の多くは、このようなことを思っているのではないでしょうか。

しかし、この本を読むと「やってもらう」ことが好かれることという理由が分かります。

また、メンタリズムと心理学の点から見た、やってもらったり助けられたりしながらも相手に好かれるテクニックやトラップ、そして習慣が紹介されています。

理論だけでなく、テクニックを用いた実例もところどころに散りばめられており、分かりやすくまとまっています。

ハートを届ける

■この本から学んだこと

「相手にしてもらう=好かれる」ということが成り立つということが納得できました。
とくに、助けた、助けられたの関係で、助けられた人より助けた人の方が相手により大きな好意を抱いたということには驚きでした。

また、自信がない人ほど相手に何かしたいということを知ったとき、周りや自分を見て考えてみるとたしかにそうだと感じました。

やってもらうことが苦手でしたが、考え方を少し変えることで、もっとやってもらおうと思えるようになりました。

テクニックやトラップはすぐに使えるようになれるわけではありませんが、ひとつづつ意識することで、身につけていこうと思います。

 

詳しい内容は【考え方が180度変わる!?『なぜかまわりに助けられる人の心理術』2~内容編~】に書きましたので、興味がある方は読んでみてください。

 

■目次

はじめに

PART1 あなたが頑張るのをやめればみんなが幸せになる

弱みを見せる人ほど他人から愛される

助けてもらうことで相手も幸せになる

自信がない人ほど相手に何かしたい

COLUMN
ダメ男と小悪魔女はなぜ人を使うのがうまい?

PART2 「やってもらえる人」の3つのルール

人間関係で頑張らない

ルール1 尽くさない

相手を慣れさせないことがキホン

新設を少しやめるだけで立場が逆転

ルール2 強がらない

「支えさせてあげる」ことが大事

ダメなところを見せて「共感」を得る

ルール3 頼まない

相手の望む未来を「暗示」してあげる

COLUMN
対面、電話、メール・・・・・どう使い分ければいい?

PART3 やってあげたいと思わせる7つのトラップ

相手の「やってあげたい」を引き出す仕掛け

トラップ1 先手を打つ

5倍のレートでお返しがある

スマイルマーク、一言付箋で十分

トラップ2 相談する

まずはアドバイスを求める

恩は売るより「買う」べき

トラップ3 お世辞を言い切る

「褒められたい」「認められたい」人間の本能

お世辞でマインドコントロール

トラップ4 自分の分担をアピール

日本人の分担意識を利用する

相手を思うなら何か分担させるべき

トラップ5 曖昧にお願いする

最初の条件は低く曖昧に伝える

一度受け入れたら断れない

トラップ6 過去を引き合いに出す

過去の話をする3つのメリット

スマホのメモ欄を上手に活用しよう

トラップ7 急に黙る・目をそらす

沈黙で相手に不安を与える

常識を逆手にとるうまい視線のはずし方

COLUMN
嫌われずに楽になる! 上手に断るテクニック

PART4 やってもらってばかりでも好かれる5つの習慣

自分も相手も楽になる「やってもらえるループ」

習慣1 感情(ストーリー)を伝える

感情は会話をつなげる接着剤

習慣2 相手の話したい話を聞く

SNSで相手の興味を把握する

手間がかかるほど相手はあなたの虜に

アドバイスをもらったら即実行&共有

習慣3 自分しかいないと思わせる

「得意」よりも「好き」をやらせてあげる

口出し上司を黙らせる意外な方法

習慣4 小さくお返しをする

目上の人には小さく細かくお返しを

感情のないプレゼントは、何も書かれていないメッセージカード

習慣5 自慢してあげる

やってもらったことをストーリーにしてみんなに知らせる

「兄さん」「兄貴」に込められた強力な暗示

COLUMN
小さな仕事の継続が大きな仕事への近道

おわりに

 

考え方が180度変わる!?『なぜかまわりに助けられる人の心理術』2~内容編~

なぜかまわりに助けられる人の心理術

今回は【なぜかまわりに助けられる人の心理術】の内容を紹介しています。

周りからやってもらってばかりでも人から好かれる人があなたのまわりにいませんか?

そんな人は知らずにこのテクニックを使っているかもしれません。

あなたもこれを読んで実践すれば、やってもらってばかりでも好かれる人になれるでしょう。

 

概要は【考え方が180度変わる!?『なぜかまわりに助けられる人の心理術』1~概要編~】で簡単に紹介しています。

『なぜかまわりに助けられる人の心理術』

著者:DaiGO(メンタリスト)

 

内容

第一問。あなたにとって、一番大切な人は誰ですか?

 一番と言われると悩んでしまうならば、単に「大切な人」と言われて思い浮かぶ人を何人かイメージしてみてください。

第二問。みなさんにとってその「大切な人」は、自分をいろいろと助けてくれる人ですか? それとも、自分のほうが相手をいろいろと「助けてあげたい」と思う人ですか?

相手が「自分のためにまったく何もしてくれない人」というケースは稀だと思いますが、おそらく自分の「この人を助けてあげたい」という気持ちのほうが強かったのではないでしょうか。

人は、大切な人のことを「助けてあげたい」と思う生き物であって、「助けてくれる人だから」という理由で人を好きになるわけではないのです。

「大切な人は助けてあげたくなる」

ということは納得できると思いますが、その逆も成立してしまうことが面白いところです。

つまり、人には、「(自分が)助けてあげた人のことを好きになる」という性質があるのです。

理由は省略しますが、伝えたいことは

『他人から「助けてもらう人」になることで
 他人から「好かれる人」になれる』

ということです。

ラヴ

あなたが頑張るのをやめればみんなが幸せになる

完璧な人は人に好かれるのでしょうか?

親や先生は「自立した立派な人間になってほしい」と願っていますから、「他人に頼るな」と教育するのは当然のことだと思います。

ですが、「好かれる人」「愛される人」になるには、必ずしも完璧な人間である必要はありません。むしろ少しくらい他人に弱みを見せられる人間のほうが「好かれる」「愛される」という意味では正解なのです。

助けてもらうことで相手も幸せになる

「やってもらう側の人」になることに対する抵抗感がある人は、その理由として、「人に親切にしてもらったら、必ずお礼を言ってお返しをしなさい」と教えられてきたのではないでしょうか。これは、子どもに対する教育としては非常に正しいし、なんの問題もありません。

ですが、これが抵抗感の正体でもあります。

このような人は、「なにかしてもらったら、同じだけ、もしくはそれ以上にお返しをしなくてはいけない」と感じ、無意識に不安になっているのです。

しかし、他人に親切にしてあげることはそのようなものではありません。

たとえば、可愛がっている職場の後輩が困っているときに、仕事を手伝ってあげた。友達に頼まれて、デートで使える素敵なお店を何軒か教えてあげた。風邪で倒れてしまった彼氏のために、おかゆをつくってあげた。

こんなときに、自分は何か見返りを求めていたでしょうか? お返しがあれば嬉しいかもしれませんが、「お返しして欲しい」と思ってしたことではないはずです。

やってあげる側の人は、相手のことが好きだから、好きな人のために自分が「やってあげたい」と思ったことをしただけで、決してお返しを期待しているわけではないのです。

人は誰かに何かをやってあげることで、「自分は必要とされている」と感じられる生き物だからです。

 

自信がない人ほど相手に何かしたい

自信がない人は、相手のためにやりすぎてしまうこともあります。彼らは「自分は相手のために頑張っている」と思っていますが、実際はそうではありません。

彼らは尽くして、干渉していないと他人から必要とされていることを実感できないのです。

さらに、尽くしすぎてしまうと相手にとってはプレッシャーになり、結果的に人間関係は崩壊します。「やってあげる人」でいることには、さまざまな危険が潜んでいるのです。

 

「やってもらえる人」の3つのルール

みなさんは何でも自分でやりすぎています。

頑張りすぎて、自分の首を締めています。もっと「やってもらえる人」になるべきです。

3つのルールを知って、人間関係で頑張らない人になりましょう。

 

ルール1 尽くさない

みなさんは、「相手から好かれるためには親切にしなくてはいけない」「尽くさなくてないけない」という大きな思い違いをしていたのではないでしょうか。

好かれるために、まわりに迷惑をかけない「いい人」であろうとしていたということです。

「いい人=どうでもいい人」になっていたということです。

「尽くさない」とは言いますが、相手に対してまったく何もやってあげないという意味ではありません。

こちらが「やってあげる」ことに対して相手が慣れてしまわないよう、行動にランダム性を持たせたりして、「たまにやってあげる」ようにするのです

水商売の女性やギャンブルにしても、プラスの可能性だけでなく、マイナスの可能性もあるからこそ惹かれてしまうのです。

 

ルール2 強がらない

これは、心配させる、弱みを見せるとも言い換えられます。

誰かを助けてあげた、誰かの役に立ったという精神的な充足感が、その人を幸せな気持ちにさせ、自己重要感を高めるのです。

うまり、強がって自分のことを何もさせてあげないと、まわりの人は「自分は必要とされていない」と無力感を抱くことになります。

つまり、「支えさせてあげる」ことが大事です。日本には理想的な人間関係を表すのにぴったりな言葉があります。

それが「持ちつ持たれつ」です。

ただし、間違えてはいけないのが、「やってもらって当たり前」とは思わないということです。

仕事上の上下関係で言えば上司が部下に頼んだ仕事をするのは当然のことかもしれません。

ですが、そこで「よくできているね」というのは、アドラー心理学でも決してしてはいけないことだとされています。

なぜなら、そこに相手を評価するニュアンスが含まれているからです。

つまり、上から目線で評価するのではなく、横から目線で「私はあなたを必要としています。本当にありがとう」と、感謝の気持ちを伝えるのです。これをアドラー心理学では「勇気づけ」と呼びます。

お礼する猫

ルール3 頼まない

「頼まない」と言われると納得できないかもしれません。

どういうことかと言うと、そもそもなんの見返りもなく正面から正攻法で頼むのは気が引けるし、相手にお金が無かったり、忙しかったりすれば、簡単に断られてしまうのではないでしょうか。さらには、嫌われてしまう可能性もあります。

こうなると、ここで目指す「まわりにいろいろやってもらうのに、なぜか愛される人」という定義からかけ離れてしまいます。

私たちが目指すのは、「やってください」とお願いする人ではありません。

「この人のためにやってあげたい」「この人のために何かやってあげると気分がいい」と思わせる言動ができる人です。

頼まれたわけでもないのに自分が勝手にやってあげた、という事実があればこそ、人は「これだけやってあげたのだから、自分はこの人のことが好きなのだろう」と、脳内で認知的不協和の解消を行うのです。

 

では、具体的にどのようにすれば「この人のためにやってあげたい」と思わせることができるのかというと、ひとつのテクニックとして、「お願い」と言わずに相手が望むビジョンを暗示し、イメージをさせるということです。

この後、さらに詳しく紹介します。

 

やってあげたいと思わせる7つのトラップ

この章では、メンタリズムを応用して、相手を自分の意のままに動かす=「やってもらう」テクニックを紹介します。

これは、嫌々「やってもらう」のではなく、「やってあげたい」と思わせて、実際に行動させることです。

掴まされる

トラップ1 先手を打つ

つまり、「先にやる」ということです。

このすごさは、どんなに小さいことでも自分が「やってあげて」から相手にお願いすることで、平均して5倍のレートでお返しがあったという実験結果からもわかります。

そして、先手を打つことは「好き嫌い」という非常に大きな壁まで越えてしまうということ。言い換えれば、あまり人間関係が育めていなかったり、嫌われているなと感じている場合こそ、先手を打たなくてはいけないということです。

ほんの小さなことを「先にやる」だけで、すべてがうまく回るようになります。

 

トラップ2 相談する

「ちょっと聞いてもらっていいですか?」と言われて仕事の相談を受けたら、いつの間にか「手伝ってあげるよ」と言っていた。

「相談」をきっかけになにかの手伝いをさせられたり、大役を任されたりした経験が一度くらいはあるのではないでしょうか?

相談するということは、「上手な弱みの見せ方」ということです。

うまく自分の弱い部分、苦手なことを相手に伝えることができれば、必ず相手はあなたのやってほしいことを「やってくれる」ようになります。

あまり自分の弱みを見せた経験がない人は、まずはアドバイスをもらうところからはじめるといいでしょう。

そして、「あなたのアドバイスを実践しましたよ」という報告とともにお礼を言います。

相談を持ち掛けて、相手のアドバイスを引き出して、報告&感謝。これを繰り返すことで、自然に「やってもらえるループ」ができあがります。

 

トラップ3 お世辞を言い切る

「お世辞を言う」と「お世辞を言い切る」は違います。あなたは、きちんとお世辞を「言い切って」いるでしょうか?
大半な人がお世辞を「言い切る」ことができていません。

お世辞を言った後に「そんなことないよ」と言われると、「いやいや・・・」などと言ってお茶を濁すだけにするのではないでしょうか。

それだと、言われた人は「お世辞で言っていたんだな」とがっかりします。

人は本能的に他人から褒められたい、認められたい生き物なので、どんなに「自分はお洒落ではない」と思っていても、「褒められたことが現実だったらいいのにな」という気持ちが勝つのです。

ということは、「そんなことないよ」というのは否定ではなく、謙遜であり、確認だということです。「あなたは本当にそう思っているの? 本当だったらいいんだけど」という意味なのです。
そう思っている相手に対して、一度言ったお世辞を取り下げるのは失礼です。自信を持って「本当ですよ」と言い返してあげましょう。

実験の結果、根拠がなくても事実と違っても関係ない。露骨でも、歯の浮くような言葉でも、お世辞を言い切られたほうが気分が良かったのです。

どんなに根拠のないお世辞でも、言い切ってしまえば本人の中では「本当のこと」になるのです。それが「自分を褒めてくれるいい人だ」という好意につながって、結果的には「好きな人だから、何かやってあげたい」と思われるようになります

 

トラップ4 自分の分担をアピール

とくに私たち日本人は「分担意識」という強く植え付けられた考え方があります。

「自分の分担をアピールする」のは、この分担意識を刺激するテクニックです。

これは、「分担意識」と5倍のレートでお返しをしてもらう「先手を打つ」(トラップ1)の合わせ技です。

 

さらに相手を思うなら何か分担させるべきなのです。

「やってあげる人」は、ほかの人たちも「何か役割を引き受けなくては…」と思っているのに、一人で勝手にすべてを引き受けて、勝手に大変な思いをしているのです。

ほかの人の心理を慮るなら、何か分担させてあげるべきでしょう。

そうでないと「何の役にも立たなくて心苦しい」と思わせることになってしまいます。

みなさんが全部を背負い込むことで、ほかの人たちに無力感を感じさせてしまうのです。

ただし、必ず相手の働きに対して感謝の気持ちを伝えることです。

 

トラップ5 曖昧にお願いする

「曖昧にお願いする」は、「ローボール・テクニック」と呼ばれる説得技法を利用したテクニックです。心理学的にいえば「一貫性の原理」を突いたテクニックです。

どんなテクニックかと言うと、最初の条件は低く曖昧に伝えることで、「やります」と言わせてから詳しい条件を明かしていくテクニックです。

なぜこれが効果的かと言うと、これは上記した「一貫性の原理」の応用でもあります。人間は必ず矛盾を抱えていますが、社会性を保つため、本能的に一貫性を維持しなくてはならないと感じています。

そのため、一度OKしたことを撤回するのは「恥ずかしい」「みっともない」「断ることが面倒くさい」などと感じて、本当の条件が明かされても受け入れてしまうことが多いのです

ただし、注意点として、たまに使う程度なら全く問題ありませんが、毎回このテクニックで「大変なことをやってもらう」のは少し問題があるといえるでしょう。「この人は面倒なお願いをしてくる困った人だ」というレッテルを貼られる恐れもあります。

「奥の手」として覚えておくといいでしょう。

 

トラップ6 過去を引き合いに出す

過去の話をするのは3つのメリットがあります。

1つめのメリットは、「あなたにしてもらったことを忘れずに、今でも感謝しています」というアピールになるということです。

2つ目のメリットは、相手にいつでも「やってあげたとき」の気持ちよさを思い起こさせられるという点です。

3つ目のメリットは、過去の行動という比較対象が生まれることで、今後はそれ以上のことをしてもらえる可能性が高まるということです。

 

重要なのは、「それを意図的にやっているわけではない、素の感情だ」と思わせることです。お願いをしたいときだけ「あのときも・・」と過去を引き合いに出して感謝するのではなく、日頃からこまめに感謝をする習慣をつけておいたほうがいいでしょう。

 

トラップ7 急に黙る・目をそらす

会話をしていると相手が急に黙ったり、目をそらすとどんな気持ちになりますか?おそらく「気まずいな」と感じるのではないでしょうか。

相手に「やってあげたい」と思わせるための最後のトラップは、この2つの仕草を使ったテクニックです。

「急に黙る」「目をそらす」ことで、相手にストレスを与えて、「この気まずい状況を打開するために、自分がなんとかしなくちゃ」という気持ちを引き出すのです。

彼氏の浮気を疑ったことのある女性の方ならこのテクニックを使ったこともあるかもしれません。

相手からこちらの欲しい情報を引き出す一番の方法は、黙ることです。いくら質問をしても、聞いてしまえばその質問にひとつひとつ答えていけばいいだけですから、それ以上の情報は手に入れられません。話が広がらないのです。

一方、こちらが黙れば相手が不安になって、気まずい沈黙を打破するために喋りだすのです。そのときに相手に何かやましい気持ちがあると、パニックから核心迫ることを話してしまうのです。

「どうしたの?」と聞かせるのも、自分の思う通りに相手を誘導するためには必要なプロセスです。「どうしたの?」と聞く段階で、相手は「なにかしてあげなくちゃ」と思っています。

 

「目をそらす」のも、基本的には黙るときと同じです。とはいえ、ビジネスではもちろん、一般的に人と話すときには目を合わせなくてはいけないといわれています。その方が自分の自信をアピールすることができるからです。

この常識を逆手にとるうまい視線のはずし方は、今まで目を合わせていたあとに自ら目をそらすことです。これは、相手に対して自分が優位であると示すことができるのです。

話しているときに、おかしなタイミングで目をそらすと、急に黙ったときと同じように相手にストレスを与えることができるのです。そして、不安から逃れたい相手を自分の思う方向へと誘導しやすくなります。

 

やってもらってばかりでも好かれる5つの習慣

「やってもらってばかりでも好かれる人」とは、まわりに動いてもらうことで、周りを幸せにすることができる人のことです。

相手に「この人のために何かしてあげると、とても気分がいい」「だから、もっと何かやらせて欲しい」と思わせることを習慣にしていきましょう、というのが趣旨です。

つまり、何かをやってもらったあと、どんなアクションをとれば「やってもらえるループ」に突入するのかということです。

そんな習慣とテクニックを紹介します。

やってほしい犬

 

習慣1 感情(ストーリー)を伝える

何かをやってもらったら、それをあたり前のことだと思わずに、きちんと感謝の言葉を伝えることが大切です。

「自分がやってあげたことに対して、この人はとても喜んでいるな」と感じるからこそ、相手は自己重要感を覚えて「またやってあげたい」と思うのです。

とはいえ、相手への感謝の気持ちは、「お礼の言葉を言えば伝わる」という単純なものではありません。こちらの感情をシェアできてこそ伝わるものです。

では、どのようにすれば感情が伝わるのか。その表現を紹介します。

  1. まずは感謝の言葉を述べる
  2. 口語調で少しオーバーに感情を伝える
  3. ストーリーを挿入してイメージを持たせる(多少文脈がおかしくても気にしない!)

ということです。

私たちは、かなり自分勝手に、いい加減な話し方をしているのです。それでも無理なく会話が続いていくのは、感情が会話と会話をつなげる「接着剤」のような役割を果たしてくれるからです。

 

習慣2 相手の話したい話を聞く

感謝の言葉をかけるだけでなく、相手の好きなモノやコトについての話を的確に引き出して、よく聞いてあげることも立派なご褒美になります。

相手の好きなモノやコトは、SNSや相手の持ち物、さらにはその人の周りの人に聞いてみれば分かります。

情報がそろったら、あとは会うたびに、どんな小さなつながりからでも相手の好きなモノやコトに結びつけ、思う存分話ができる環境を整えてあげましょう。

さらには、思う存分話をさせてあげるためにもアドバイスを求めることです。

図々しいかな、などと思わず手間をかけさせることで、相手はどんどんあなたのことが好きになり、あなたのために「やってくれる人」になっていくのです。

 

習慣3 自分しかいないと思わせる

自分のために「やってくれる人」をがっかりさせず、「自分しかいないのだ」と「やってあげる意義」のようなものを感じさせるには、ちょっとした工夫が必要です。「やってくれる人」を増やして、それぞれの得意分野でのみやってもらうことにするのです。

そして、もっと理想を言えば、それが相手の「得意なこと」であり、「好きなこと」であると最高です。

友人関係であれば、「得意なこと」より「好きなこと」を優先しましょう。

いろいろやってもらいつつも「Win-Winの関係である」という状態が、この本の目指す人間関係の形です。相手が何をしたいと思っているか、相手の気持ちを察して適材適所でお願いするのが、本当に上手な「やってもらう人」なのです。

 

習慣4 小さくお返しをする

上司など目上の人へのプレゼントは悩みのタネになりがちです。一度くらいは「何を買えばいいのだろう」と途方に暮れてしまった経験があるのではないでしょうか。

これが部下や後輩に関しては、話は簡単です。あまりお金のない年下の相手であれば、いわゆる「高級品」を選べば、「高い物を買ってもらった!」と素直に喜んで、みなさんからのプレゼントを大事に使ってくれるでしょう。

では、目上の人に対してはどうすればいいかというと、こまめに小さくお返ししようということです。じつは、人が他人に感じる好意は触れ合う回数によって決まります。これを「単純接触効果」といいます。

さらに、大きなことをしてもらったら大きくお返しするのではなく、「〇〇さんが助けてくださったおかげでなんとかなりました。私一人では絶対にどうにもならなかったと思います。本当にありがとうございます!」と少し大げさに感謝するのが正解です。

大きくやってもらったら、大きなお返しではなく、大きな感謝で返せばいいのです。

 

プレゼントはメッセージカードと同じです。「私のためだけに書かれたメッセージ」が嬉しくて、数百円のカードが宝物になったりするのです。決してカード自体の魅力ではないのです。

つまり、基本的には金額は関係ありません。メッセージカードを白紙で渡す人はいないのに、プレゼントとなるとつい気持ちより金額を担保にしてしまうのですから不思議ですね。

しっかりと「自分にベクトルが向いたプレゼント」が贈られるからこそ、人は喜ぶのです。

お返しに関しては、質より量(回数)が重要です。大きく返すのではなく、小さく返すこと。やってもらってばかりなのに好かれる人は、ごくごく小さなお返しをマメにしています。

大変に思うかもしれませんが、習慣になってしまえば、本人にとっても大変なことではなくなります。やってあげたことを忘れてしまうくらいの本当に小さなことでいいからです。

自分が忘れてしまっても「お返しをしてくれた」という印象は相手にしっかりと刻みつけられます。だからこそ、大きなことも堂々と「やってもらっていい」のです。

 

習慣5 自慢してあげる

これはどういうことかというと、自分のことを自慢するのではなく、相手が「やってくれたこと」を人前で自慢するのです。つまり、第三者の前で「私はこの人のことが必要です」と宣言して、相手の承認欲求を満たしまくるということです。

さらに、「習慣1:感情(ストーリー)を伝える」との合わせ技で、いつ、どんなときに、どんなふうにやってもらったのか、ストーリー仕立てで多少オーバーに説明するといいでしょう。

「ごますり」がすぎると思うくらい言ってしまっていいのです。相手は自分からは言えないですし、第三者の前で褒められたら相手は認めざるを得ませんし、そうすると次のときには本当に言ったレベルのことまでやってくれるようになります。

この効果を、心理学的には「パブリック・コミットメント」といいます。これは、公の場で自分の意見を発表すると、その意見にあった行動をしなくてはならないという心理が働き、実際に言ったとおりの行動を起こす確率が高くなるというものです。

手を変え品を変え、相手の自己重要感を満たすことが、「やってもらってばかりでも好かれる人」になるために身につけるべき習慣です。「自分は必要とされている」と思わせることが、やってもらったことへの唯一・最大のご褒美になるのです。この習慣さえ身につけることができれば、人間関係は自然と楽になっていきます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

意外なことが多かったと思いますが、納得できることも多かったのではないでしょうか。

あなたもぜひこれらのテクニックや習慣を実践して、やってもらってばかりでも好かれる人になってください。

とはいえ、くれぐれも悪用はしないように。

 

チャンスをつかもう!33のルールを使って話上手に!『人前力』

「人前に出るのが得意!」という人ならこの本を読む必要はないかもしれません。

しかし、多くの人は始めから人前が得意というわけではないのです。

そして、「人前力」というものは、実はビジネスパーソンにとって必須ともいえるスキルだということです。

逆に言えば、人前力を身につけることはチャンスになるということです。

 

『人前力』

著者:山本秀行

■本について

発行日:2010年5月25日

評価:★★★☆☆ (所要時間:1時間)

■こんな人におすすめ

  • 人前に出るとあがってしまう方
  • お客様の前で上手に話せるようになりたい方
  • プレゼンを得意になりたい方
  • スピーチを頼まれる機会がある方
  • チャンスをつかみたい方

■概要

冒頭にも書きましたが、多くの人は人前が苦手だということです。

現在は会社のブランドに頼って生きていける時代ではありません。つまり、個人のブランド(パーソナルブランド)が必要になってきている時代だということです。

それでは、そのパーソナルブランドをどのように知ってもらうか?

これこそがまさに、人前力が必須で、チャンスをつかむために必要だと言う理由です。

人前で、ちゃんと話せて一人前

この言葉を合言葉に本を読むことをおすすめしています。

キャリアウーマンプレゼン

パーソナルブランドの時代

この記事を読んでいるあなたならまたこの話かと思われるかもしれませんが、現在の日本の会社は年功序列や終身雇用の崩壊が進み、大企業といえどもどうなるか分からない時代です。

そんな中で、転職することも含めて自らの手でキャリアを築いていく必要に迫られていることが考えられます。

つまり、人をブランドとして捉え、市場価値を向上させる考え方をパーソナルブランドということです。

 

パーソナルブランドはどのようにして構築されるのでしょうか?

それは、他者評価によって構築されます。言動・スキル・経験などについて他者から評価を受けることにより、その人の市場価値が決まり、パーソナルブランドが構築されていくのです。

「人前力」はそのパーソナルブランドの構築に欠かせないものです。人前でアウトプットすることが、パーソナルブランドを進化させていきます。

 

人前力をアップさせる心がけ

人前力を鍛えるチャンスとして、大勢の前でのプレゼンやスピーチを想像されるのではないでしょうか?

それはもちろんですが、それだけにかかわらず一対一も含めたすべてのコミュニケーションの場が人前力を鍛えるチャンスだということです。

そして、テクニックだけではなく、人前で話す上での心構え、感謝の気持ちといったマインドの部分も人前力には含まれます。

そのマインドがあるからこそ、プレゼンの内容が聞き手の心の中まで届き、プレゼンテーターとしての信頼感も生まれるのです。

 

注意すべき項目を紹介すると、

■汗をかけば拭けばいい

人前に出ると緊張するもの。それを認め、汗をかけば拭いて一息つくことで落ち着けるものです。

■話し手は脇役である

つまり、主役は聞き手。

話し手が、まず主役である聞き手のことを考えることで、そのプレゼンやスピーチ、メッセージは独りよがりなものではなくなります。

そして、主役を引き立てる脇役の視点を持つことで、その場は発信者と受診者の心が通じ合う共感の場となるのです。

■「人前力」は少しずつ身に着けていけば良い

人前が苦手なのは、そういう性格だからと言う人がいます。それを理由に避けているといつまでも人前力が鍛えられません。

どのような性格であろうと、どのような職種についていようと、人前で話す機会が訪れます。

急に緊張しない人を目指すのではなく、人前では緊張する人であるという出発点から、少しずつ鍛えていけばいいのです。

 

人前力をアップさせる行動

場数を増やす

人前力を向上させるのは場数が大事です。いくら泳ぎ方の本を読んでも泳げるようにならないように、プレゼンが上手くなりたければ、より多くの場数を踏むことが必要です。

そのためには、チャンスが来ることを待っているだけでなく、プチプレゼンの場を自分で作るのです!

例えば、

  • 上司への報告・連絡・相談の回数を増やす。
  • 朝礼での発表を買って出る。
  • 会議で発表する回数を決めて実行する。
  • 質問の場で必ず手を挙げると極めておく。
  • 同僚におすすめの店を紹介する。

など、ちょっとしたプレゼン、プチ・プレゼンであれば、自分の心がけ次第で作れるものです。

シェアオフィス

幹事を引き受けよう

幹事をすると、冒頭の挨拶や司会進行、終わりの挨拶などで人前に出る機会が増えます。

幹事を引き受けることは人前慣れするチャンスなのです。

異性・異世代・異業種の人と、積極的に話をする

様々な人と話すことで視野が広がるとともに、交流があなたのコミュニケーション方法や表現方法に広がりをもたらします。

異業種交流会などで行う自己紹介は、パーソナルブランドを構築することに直結します。

自己紹介は、プレゼンの基本です。しかも自分自身のことを相手に伝え、その場で他者評価を受ける機会です。

つまり、パーソナルブランドに直結するプレゼンなのです。

時間配分

話し手には時間管理の責任があります。

人前では当然ながら、話し手の時間だけでなく、聞き手の時間でもあります。

その分、話し手は時間管理に責任を持つことが求められます。

 

心を届ける話し方

喋りのプロではないので、噛むことよりとにかく人前で話すこと。そして、噛むことより大切なことは、まず伝えようとする内容です。

そして、噛んでしまったときでも、伝えるべきことをどこまで伝えることができるかが重要なのです。

 

また、ゆっくりと話せばいい、わけではなく、状況に応じてスピードにメリハリをつけることです。

 

さらに、大きな声を出せばいい、わけでもありません。

ここで、問われている声の大きさとは、相手にちゃんと聞こえる大きさ、メッセージを届けるのにちょうどよい大きさという意味です。

決して、大声で話をしなさいと言っているのではないのです。

人前で話すということは、話し手と聞き手のコミュニケーションであり、話し手の独壇場ではないのです。

ではどうするかと言うと、心を込めて話をするということです。

心を込めて話をすれば、おのずと魅力的な声や口調、話し方になります。

外国人講演

プレゼンでの人前力

プレゼンにおいては、プレゼンテーターとして矢面に立ち、当事者になった者だけが気づくことのできる大切なことがたくさんあり、そこでしか鍛えられることのない〈人前力〉があるのです。

これらは、今後のビジネスにおいて、とても大事なものとなるのです。

気になることは放っておかない

プレゼンの準備作業で気になることがあったら、そのすべてを考えてつぶしておく、ということです。

そうすることで、プレゼンの場に安心して臨め、どのような質問をされても、落ち着いてそれに答えることができるのです。

気になることについてしっかりと考えるという習慣こそが、その人の〈人前力〉を向上させることにつながるのです。

自分の言葉でプレゼンする

プレゼンの原稿を用意することは、決して悪いことではありません。

しかし、人前でただそれを読み上げるのでは逆効果です。

著者が研修で伝えていることは、プレゼンの原稿は「読むけど、読まない」ということです。

プレゼンでは、自分の言葉で話す。そのためには、リハーサルを重ねることが、あなたの〈人前力〉をアップさせることにつながるのです。

限りある時間を活かす

人前での時間は常に限りのある時間です。

プレゼンでは、たいてい制限時間があります。限られた時間の中で、どれだけ充実した提案を行うか。これがプレゼンの良し悪しを決定するといえます。

そして、プレゼンターは、与えられた限りある時間を、誰よりも大事にする心構えが必要なのです。

時間に対してまず考えなければいけないことが制限時間内にプレゼンを終わらせるということです。
当たり前のようですが、これができていない人が意外と多いのです。

時間に対してルーズであることは、その人の仕事ぶりをも想像させてしまうものです。

逆に、時間を厳守したプレゼンは、それだけでもよく考えられた内容であると判断されます。

しかし、あまりに早く終わってしまうプレゼンもあります。これは、受け手側にとっては違和感を抱き、その内容に厚みを感じません。その程度しか考えなかったのかと思われがちです。

制限時間とは、その時間内であればいつ終わってもよいというものではありません。やはり、その時間を出来るだけ有効に使い、プレゼンすることが求められているのです。

 

落語家に学ぼう

〈人前力〉を向上させるうえで、とても参考になるのが落語家です。

落語家は、たったひとりで話し、聴衆を笑わせ、泣かせ、心を揺さぶるのです。だからこそ、人を惹きつける落語家の〈人前力〉には学ぶところが多いのです。

話しはじめる前から惹きつける

つまり、登場時の期待感。これが話しはじめる前から、相手を惹きつけるポイントなのです。

はじめの一分で惹きつける

どういうことかと言うと、いきなり本題に入らずに、まずは感情のウォーミングアップからはじめます。

落語でいう「枕」の部分です。今で言うオープニングトークというものでしょうか。

相手をよりこちらに惹きつけるためには、いきなり本題に入るのではなく、落語の枕にあたるオープニングトークを用意することが有効なのです。

なりきりで惹きつける

プレゼンの上手な人を見ると、まさにそのなりきりぶりに感心することがあります。ひとりで何役もなりきることで、そこには臨場感が生まれるのです。

ここでは、三つの「なりきりの術」が紹介されています。

  1. 話し方を真似る
  2. キーワードを真似る
  3. 仕草を真似る

また、人前で話をすることは恥ずかしい、苦手だという人は、そもそも照れを感じていることが多いものです。

その照れをなくすための手段として、これもまたなりきることがおすすめされています。

つまり、話し手という役、プレゼンテーターという役になりきることです。

役割として話し手、プレゼンテーターを演じる。そんな考え方を持つことで、聞き手はあなたの話に惹きつけられるのです。

「間」で惹きつける

「間」という無音には、人を惹きつける力があるのです。

「間」を取ることで、音が消え、メモする手も止まり、聞き手の目がすべてプレゼンテーターに集中するのです。

「間」は、聞き手に次に来る言葉を期待させます。

逆に「間」のないプレゼンは、間抜けなプレゼンとなってしまいます。

寄席

■この本から学んだこと

私ももともと、人前で話をすることは苦手でした。

しかし、この人前で話す力〈人前力〉はビジネスにおいてとても大切なことだと思い、人前力を鍛えたいという想いからこの本を手に取りました。

 

はじめは、プレゼンやスピーチでプレゼンターとして前に立ったときに役立つ情報はなにかないかと思って見た本でしたが、実際は、それもありますが、心構えや練習方法というところが多く、驚きでした。

そのようなことは、知っていましたが、具体的に練習をする機会もほとんどなく、あったとしても活かせていない状態でした。

しかし、この本の中で、プレゼンの練習の場を自らつくるということ、また、普段のコミュニケーションでも人前力を鍛えるチャンスなのだということに、気づきを得ました。

 

そして、人前力を鍛える上で心がけることとして、いちばん大切だと思えたことがあります。

それは、プレゼンやスピーチで人前で話すときでも、一対一の場でも共通して、話し手と聞き手のコミュニケーションの場だということです。

ぜひあなたにもこれは意識していただきたいと思います。

 

■目次

まえがき――そろそろ、人前でちゃんと話せる自分になりませんか

chapter Ⅰ 〈人前力〉が求められるパーソナルブランドの時代

 01 あなたというブランドを、人前で発信する時代

 02 〈人前力〉で、パーソナルブランドの構築へ

 03 人前でのアウトプットが、パーソナルブランドを進化させる

chapter Ⅱ ちょっとした心がけで〈人前力〉はアップする!

 04 すべてのコミュニケーションは、〈人前力〉を鍛えるチャンス

 05 〈人前力〉が、魅力あるあなたをつくる

 06 汗をかいたら、拭けばいい

 07 話し手は、脇役である

 08 人前が苦手なことを、性格や職種のせいにしない

chapter Ⅲ ちょっとした行動で〈人前力〉はアップする!

 09 場数は、日々自分で増やす

 10 飲み会では、幹事を引き受けよう

 11 異性・異世代・異業種の人と、積極的に話をしよう

 12 自己紹介は、パーソナルブランドの構築に直結

 13 人前に出る前に、鏡の前でイメージトレーニング

 14 ハンカチは、三枚用意する

 15 時間配分はアバウトに、そして厳密に

chapter Ⅳ 心を届ける話し方で〈人前力〉はアップする!

 16 「噛む」なんてあたりまえ、喋りのプロではないのだから

 17 話のスピードに、変化を持たせよう

 18 大きな声では、届かないこともある

 19 心を込めると、声の調整スイッチが入る

 20 マイクは、魔法の杖

chapter Ⅴ プレゼンで〈人前力〉を鍛える、そして発揮する

 21 三十三歳、私を変えたプレゼン

 22 矢面に立った人だけが、学べることがある

 23 「気になる」ことがあったら、それは、神様の囁き?!

 24 プレゼンは、迫力である?!

 25 勝負しないで、対話しよう

 26 質疑応答こそ、プレゼンの醍醐味

 27 リハーサルを重ね、自分の言葉でプレゼンする

 28 プレゼンでは、限りある時間を活かす

chapter Ⅵ 人前の話芸、落語に学ぶ〈人前力〉

 29 相手を惹きつける〈人前力〉は、落語家に学ぼう

 30 話しはじめる前から、惹きつける

 31 はじめの一分で、惹きつける

 32 なりきりで、惹きつける

 33 無音の力、「間」で惹きつける

あとがき――噴き出した汗の量だけ、〈人前力〉が身につく

 

あなたも社内で一番になれることがある!小さな習慣からが大事!『まずは一番になりなさい』1

まずは一番になりなさい

あなたは仕事を楽しめていますか?

「頑張っているのに成果が出ない」

「仕事にやりがいが感じない」

「自分の仕事ぶりに自信が持てない」

あなたはこんな状況に陥っていませんか?

もしそうだとしたらそれを抜け出すコツがあるということです。

それは、どんなことでもいいから一番になるということです。

 

なんだそれ。そんなの無理。と思う方はぜひこの続きを読んでみてください。

 

※現在10000冊プロジェクトというものに参加中です。

10000冊プロジェクトでは、1年間に100冊の本を読み、それをアウトプットすることを目標としています。
⇒【10000冊プロジェクト】

小さなことでいいから、まずは一番になりなさい。

著者:髙田稔

■本について

発行日:2012年9月3日

評価:★★★☆☆ (所要時間:1時間20分)

読破冊数:17冊/100冊

■こんな人におすすめ

  • 仕事で成果を出したい
  • 仕事を楽しみたい
  • 人生を楽しみたい
  • 好きなことで生きていきたい

■概要

なぜ一番化戦略戦略が必要なのか、一番化戦略の利点ってどんなことかを紹介していきます。

一番化戦略の利点

小さな一番を達成すると、成功や自信を持つことにつながり、プラスのサイクルがまわり始めます。

どんなサイクルかというと

①小さな一番を達成する

②認知・評価される

③自信になる

④成果が出る

⑤仕事が楽しくなる

⑥大きな一番を達成する

このように、些細なことでも「一番」になるとさまざまな変化が生まれます。

一番になると周りから評価され、自信が芽生えます。自身があることをすると、成果が出やすくなります。

小さな成功体験を積み重ねることで、仕事にさらに興味を持ち、楽しくなっていきます。

このサイクルを繰り返していくと、さらに大きな成功へと近づいていきます。

 

「一番化」によって仕事が楽しめるようになれば、あとはドミノ倒しのように成功の連鎖が続いていきます。

  1. 楽しんで仕事をする
  2. その仕事に興味を持つ
  3. 勉強する
  4. 勉強したことを実行に移す
  5. 行動を継続する
  6. 経験が増す
  7. さらに望ましい結果が出る

光をめざして

どんな一番がいいのか?

小さな一番とはどんなものなのか例を挙げていきますと、

この本に書かれていたのは、

「社内で一番飛び込み営業をする」
量を重ねると質に転換する

「社内で一番最初に電話をとる」
→周りの評価が高まる

「社内で一番アポ取りの電話をかける」
→飛び込み営業の応用、量で勝負する強み

「社内で一番に書類を提出する」
→100点の書類より、80点の書類を前倒しで提出するほうが評価が高まる

「社内で一番に出社する」
→出来る人の多くは朝方人間である

「お礼状を速達で出す」
→一生付き合える人脈を築けるかもしれません

カラオケを一番で歌う」
→やりたくない仕事に一番に手を挙げる

「一番早く『いいね!』を押す」
→周りの評価が高まる

「一番多くの人とあいさつする」
→信頼関係を育む

 

そして、一番化が成功していくと2つの評価が現れます。プラスの評価とマイナスの評価です。

マイナスの評価をもらうと落ち込んでしまうかもしれませんが、敵があらわれたら「やった!」と思うことぐらいがちょうどいいです。

ある意味では、敵が存在するのは、あなたの存在が明確になって、周りに認識された証拠で、一番化戦略が成功していると言えます。

ただし、あまりにマイナスの評価が多いと、あなたの一番化戦略が会社に悪影響を与えている可能性があります。

イヤイヤやっているような姿を見せると、マイナスの評価を与えます。

楽しく前向きにやっている姿を見せなければなりません。

表彰台人形

小さな一番を達成したら?

小さな一番を達成したら、より大きな一番を目指していきます。

そこで重視しなければならない点は、「一番化の対象となることが、自分の好きなこと、得意なことである」ということです。

なぜならば、大きな一番化を達成するためには「継続」が必要不可欠。つまり習慣化です。

このときの原動力となるのが「好きなこと」「得意なこと」です。

自分を変えるための4つのプロセス

これまでの自分を変える、何か新しいことをはじめるというときは、次のようなプロセスを踏まなければなりません。

①知る

②できる

③継続する

④習慣化(無意識にできる)

初めて自転車に乗るときは、最初は何度も転ぶでしょうが、練習を繰り返すことによって、結果的には一生、無意識で乗りこなせるようになります。

しかし、9割以上の人が「知る」だけで満足してしまうのです。

一番化戦略は「知る」と「できる」の間に立ちふさがる壁を低くすることが出来るのです。

そして、「できる」と「継続する」の間の壁を低くすることが、自分の「好きなこと」や「得意なこと」で一番化を目指すということです。

 

「好きなこと」「得意なこと」の見つけ方

【好きなこと】を棚卸しするには、一人ブレインストーミング(ブレスト)がおすすめです。

どのようにするかというと、長時間続けても疲れないようなワクワクすることを思いつく限り書き出してみるということです。

ポイントは実際に紙に書いてみること。自分の頭の中を「見える化」することで、自分が何を考えているのか、何が好きなのかを認識しやすくなります。さらに、「こんなの書いていいのかな」というように考える必要はありません。些細な事でも思いつく限り挙げてみてください。

好きなことを見つけるヒントとなる質問は、

  • 仕事中にワクワクすることは何か?
  • 時間を忘れて夢中になる行動は何か?
  • これまで長期間続けてきた行動は何か?
  • 過去の人生の中で、感激、興奮したことは何か?
  • どんな成果が出たとき嬉しいと感じるか?
  • 子どもの頃からやり続けていることはあるか?
  • 今の仕事に就く前にやりたかった仕事は何か?
  • 長年続いている趣味は何か?
  • 最近、興味のあることは何か?

このようにして、自分の好きなことを書き出していくと、自分の大切にしている価値観が見えてきます。

その価値観の中にこそ、一番化の行動のヒントが潜んでいる可能性があります

得意なこと】は自分では見えにくいものです。それを見つけやすくする方法がジョハリの窓です。

「得意なこと」は必ず客観的な評価を伴います。自分だけで思っていても、相手や周りの人が「よくできている」と評価していなければ、それは自己満足です。

「得意なこと」は自分では見えにくい性質をもっています。自分では気付いていないけれど、周りの人は気づいている「得意なこと」も数多く存在します

ジョハリの窓で自分では気づいていないが周りは知っているという自己を「盲点の自己」と言います。ここに、自分では気づいていない得意なこと(強み)が眠っているケースが多いのです。

  自分
まわりの人   知っている 知らない
知っている

①公開された自己

(自分も他人も知っている)

③盲点の自己

(自分は気づいていないが、
他人は知っている)

知らない

②隠された自己

(自分は気づいているが、
他人は知らない)

④未知の自己

(自分も他人も気づいて
いない)

それでは、盲点の自己を見つけるためにはどうすればいいかというと、最も手っ取り早い方法は、まわりの人に聞いてしまうことです。自分が気づいていない「得意なこと」は、まわりの人が知っています。

ただし、聞く相手は、すでに人間関係が出来上がり、自分のことをよく知っている人が適任でしょう。

また、逆に、自分が得意だと思っている行動が、実は、周りから評価されていないというケースもあります。このような勘違いを防ぐためにも、まわりの意見を大事にすることが大事です。

一番化マップで「好き」「得意」を整理する

好きなことや得意なことがたくさん見つかると、それらを整理する必要があります。そのためのツールが「一番化マップ」です。

~一番化マップで「好き」「得意」を整理する~

  苦手 得意
好き
好きだから
継続がしやすい

最も一番化しやすい
嫌い
一番化は
あきらめたほうがよい

得意だから
成果が出やすい

 

ここで、一番化の優先順位は
①→③→②→④

です。

また、仕事に関して一番化を目指したいのであれば、マップに落とし込む際に、今の自分の仕事に関連した行動を中心に書いていくのが現実的で、一番化する行動が見つかりやすくなります。「趣味」や「遊び」に関する項目ばかりだと、仕事での一番化は難しいでしょう。

マップに落とし込むことができたら、次は一番化する行動を決めます。

「好きなこと」と「得意なこと」を組み合わせる

理想は好きなことと得意なことが同じことだということです。

一番化マップでいう、好きで得意なことが見つからないという人もいるでしょう。そのときは、③好きなこと→②得意なこと、という順番で一番化する行動を決めます。

継続出来ない行動では意味がない

最終的に一番化する行動を決めるうえで、注意しなくてならないのは、「継続が無理な行動では意味がない」ということです。あくまでも、ポイントは「実現可能な一番」を目指すこと。そして、その行動を継続することです。

「好きなこと」「得意なこと」で小さな一番を目指せば、成果が出て脳が「喜び」を感じる可能性が高くなります。脳科学の面からいっても、一番化戦略は理にかなっている方法論なのです。

最終的に一番化の行動を決定する際は、「継続できるか」という観点から、次の5つのポイントを確認する必要があります。

  1. その行動は、本当に実行できるか
  2. その行動は、評価や成果に結びつくか
  3. その行動は、ワクワクした気持ちになるか
  4. その行動は、昔から思い入れがあることか
  5. その行動は、自分が求める将来像につながっているか

これらの条件を複数クリアできれば、「一番」を達成しやすい行動だといえます。

 

別のフィールドでも一番をめざす

現時点の仕事に「好きなこと」「得意なこと」を見いだせない人は少なくないと思います。このような人は、現在の仕事の一番化マップとは、別のフィールドの一番化マップを用意するのも解決策のひとつです。

別のフィールドとは、趣味や副業、あるいは転職かもしれません。その種類は様々です。

ただ、別のフィールドでも「好きなこと」「得意なこと」に焦点を当て、まずは小さな一番をめざすこと。このルールを徹底しないと、単なる現実逃避になってしまう可能性があります。

空と星

長くなりましたので、この続き(CHAPTER3~CHAPTER4)は【相手に合わせて作る一番化。そして一番を習慣に!『まずは一番になりなさい』2】で紹介します。

■ここまでで学んだこと

一番化戦略というものの重要性が分かりました。

何かで一番になるということは、漠然ととてもハードルが高いものというジャッジをしていましたが、まずは小さなことで構わないということ。さらに、その例として社内で一番に電話を取る、一番多くの人とあいさつする、といった私にとってもできそうな内容だったので、これを読んでハードルが下がりました。

とはいえ、いつまでも小さなことだけで一番化をしているわけでもなく、規模を大きくして一番化することも必要になってくるということは納得しました。

小さなことは、少しくらい苦手なことだとしても一番化できます。しかし、大きな行動が必要なことは「好きなこと」や「得意なこと」でないと一番化することが難しいということ。

では、それを見つけるために、ジョハリの窓を用いたり、一番化マップを使うことは具体的に使えるので、自分の一番化するものを決めるときだけにかかわらず、誰かのためにすることも可能だと思えたので、使用してみようと思います。

 

この一番化に関しても「継続できるか」ということがとても大事だということですが、やりたくないことを継続するのは誰にとっても難しいことでしょうが、好きなことなら誰でもできることだと思うので、いかに自分の好きなことや得意なことを見つけ、それを一番化することが効果的で大切なんだなと思いました。

ただ、単純に継続が大事ということではないですね。

■目次

はじめに

CHAPTER1 小さなことでいいから、まずは「一番」をめざしなさい

CHAPTER2 自分の強みで「一番」をめざしなさい

CHAPTER3 相手にマッチングする「一番」をつくりなさい

CHAPTER4 自分の「一番」を活かす習慣を身につけなさい

おわりに

 

あなたの周りは笑顔ですか?大切な方を一瞬で笑顔に変える人の話し方・気遣い方

自分の周りの人たちが怒っていたり、悲しんでいたり、イライラしていたりするより、やっぱり笑顔でいる方が自分自身も笑顔になりますよね。今回は「大切な方を一瞬で笑顔に変える人の話し方・気遣い方」という本の紹介をしていきます。

私がこの本を選んだのは、気軽に読めそうでタイトルに惹かれて手に取りました。

※現在10000冊プロジェクトというものに参加していて、1年間に100冊本を読み、それをアウトプットすることを目標としています。

⇒【10000冊プロジェクト】

『大切な人を一瞬で笑顔に変える人の話し方・気遣い方』

著者:倉島麻帆

■本について

発行日:2014年3月25日

評価:★★★☆☆ (所要時間:45分)

読破冊数: 7/100冊

 

■こんな人におすすめ

  • 相手に良い印象を与えたい
  • 素敵な笑顔を身に着けたい
  • 上品な振る舞いを身に着けたい
  • 良い滑舌を身に着けたい
  • モテたい
  • 人間関係を良くしたい
  • 落ち込むことが多い

周りを笑顔にするために、自分が何か変えていこうと思える人にはぜひとも読んで欲しい本です。

 

■概要

人間関係が良好で笑顔で幸せそうな人はいます。しかし、そうじゃない人もいます。

その違いは46個のちょっとしたコツやちょっとしたことによるものです。

その46個を、「あなたの温かい心が伝わる46の習慣」として書かれています。

その46個は

  1. 第一印象
  2. 別れ際の魔術
  3. アイコンタクトの魔術
  4. 惹きつける
  5. 笑顔を崩さない
  6. 軽妙なユーモア
  7. 意外性の魅力
  8. 長所を引き出す
  9. 心でしゃべる
  10. 共感を得る
  11. 基本は3H
  12. 気持ちの込め方
  13. 暗示をかける
  14. 手のひらパーの原則
  15. 若々しく魅せる
  16. ストーリーをつくる
  17. 脳内にα波
  18. 視覚に訴える
  19. ミラーニューロン効果
  20. 信頼感を醸し出す
  21. 尊敬する
  22. 差別しない
  23. 礼儀正しく見せる
  24. ボディランゲージ
  25. 好かれる姿勢
  26. ワンランク上になる
  27. 自分から話しかける
  28. 聞き方が7割
  29. 相手とラポールを作る
  30. 前向き言葉
  31. 否定語を使わない
  32. 尊敬される声の出し方
  33. アドリブ力の強化
  34. 笑顔美人の素
  35. フレームを外す
  36. 自分を満たす
  37. 自分を育てる視線
  38. プレゼントする
  39. 笑顔の作り方
  40. ネガティブな報告
  41. snsではネガティブ厳禁
  42. 被害者意識を取り除く
  43. 親を尊敬する
  44. 「ほめる」は魔法のビーム
  45. 感情をぶつけない
  46. 滑舌を良くする

です。

著者の倉島さんはフリーアナウンサー、スマイルボイスコンサルタントということもあり、「笑顔」「滑舌」を大切にしていて、そのためのエクササイズ方法も書かれています。

 

■この本から学んだこと

人と接するときには、「笑顔で前向き言葉で相手を尊敬・思いやりの気持ちを持って接する」ということ

笑顔が大事で、さらに様々な良い効果があるということです。

急に笑顔になれと言われても難しいという方は、最初は作り笑いでOKです。例えば口角を上げること。口角は内臓にもつながっていて、上げることで良い影響を与えるということでした。

笑顔の効果

  • 筋肉が緩んでリラックスできる
  • 自律神経のバランスが整う
  • 印象をあたえるのは表情が効果的(メラビアンの法則)
  • 免疫力を高める
  • やる気を引き出す
  • ダイエット効果
  • 内蔵をマッサージ
    →ポッコリお腹の解消
    →胸が垂れにくくなる

笑顔の子供1

■目次

第1章 大切な人を一瞬で笑顔に変える「気遣い・接し方」

第2章 大切な人を一瞬で笑顔に変える「話し方・伝え方」

第3章 大切な人を一瞬で笑顔に変える「振る舞い方」

第4章 大切な人からリスペクトされる「自分磨き」

第5章 敵をつくらない、トラブルを回避する「先読み習慣」

 

一言感想

この本のタイトルは大切な人を一瞬で笑顔に変えるとありますが、実際は自分が笑顔になることが大切だということですね。

笑顔は人間関係だけでなく、身体的な面でも様々な良い効果を生み出すとは驚きでした。

「口角を1ミリ上げると人生が良くなる」と聞いたことがありましたが、この本により確信が深まりました。